IR汚職事件の秋元司前衆院議員が衆院選に出ないと公表

なぜ秋元氏は選挙を断念するのか?

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カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業を巡る汚職事件で、収賄罪と組織犯罪処罰法違反(証人等買収)で有罪判決を受けた秋元司前衆院議員が、2021年10月18日に記者会見を行い、2021年10月19日公示の衆院選に立候補しないと発表しました。

秋元氏は、東京地裁から2021年9月7日に懲役4年の実刑判決を言い渡されています。この判決後に行われた記者会見では、衆院選に立候補をする意向を話していました。

この事件は、秋元被告がIR担当の内閣府副大臣時代に、中国企業「500ドットコム」側から現金提供などを受けたとされたものです。秋元被告はこれまでの公判で一貫して無罪を主張して、東京地裁から実刑判決を言い渡された後も徹底抗戦をすると公表していました。

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最近では、自身で「秋元司のアキペディア【公式】」というYou Tubeチャンネルを開設して、今回の裁判は不当だと訴え続けていました。

実刑判決を言い渡された後も控訴して、東京15区から無所属で立候補をすると話していた秋元氏。今回、出馬しない理由として記者会見で「裁判はおそらく来春には決着がつくので、活動を続けて復党を目指したい」と、現在は離党している自民党への復帰を考えている発言をしました。

はたして、秋元氏の裁判の行方とともに自民党への復帰は実現するのか?注目していきます。