日本でもカジノを含む統合型リゾートの誘致が進んでいる中で、海外旅行をしてカジノ施設で遊んでみたいと思っている人も多いのではないでしょうか？
原則的には旅行者に優しいカジノ施設ですが、ルールを守らないと厳しく注意されることもあります。
カジノでは原則的に内部では撮影禁止
カジノには入場に際して年齢制限やドレスコード、パスポートチェックがあることはよく知られていますが、ほかにも禁止されている行為がいくつかあります。
その中でも代表的なのが施設内での写真撮影です。カジノでは原則的にカメラの持ち込みは禁止になっていますし、携帯やスマホは持ち込むことはできますが撮影はできません。カジノの入り口付近には、「撮影禁止」という掲示がされていることがほとんどです。
ゲームが行われているフロアや、実際のゲームの様子、ゲームをしている利用客やディーラー、カジノの従業員などを無断で撮影してはいけません。 もし、撮影しているようなしぐさをしていると、警備員やカジノスタッフからやめるように注意されることがほとんどです。それでもやめないと、施設から退去させられる可能性があります。それでも何度も繰り返すと、最悪の場合、そのカジノから出入り禁止を言い渡されるかもしれません。
なぜ、カジノで撮影をしてはいけないのか？
カジノでの撮影禁止は、セキュリティとプライバシー保護のためというのが通説になっています。ゲームの様子や施設内の状況を撮影した画像や動画が、攻略や不正行為に悪用される可能性があるためです。また、ギャンブルを行う施設なので、利用客やスタッフなどのプライバシーが侵害される恐れがあることも理由となっています。
ただし、最近ではSNSが普及していてネットで画像が公開されることによる宣伝効果もあるため、条件つきで撮影を認めているカジノもあります。
その際も、スタッフの許可が必要なのは言うまでもありません。そして、撮影できる場合でも、静止画のみで動画は付加というケースのみのようです。
また、カジノ施設の中であっても、撮影可能、またはそれほど厳しくない場所やケースがあります。
まず、ゲームに関係ないラウンジやバー、レストランなどはほぼ撮影可能です。レストランの料理を撮影してSNSに投稿するなどは問題ないでしょう。
また、カジノの中にはVIP専用のプライベートルームをもうけているところがあります。こちらでも撮影は可能です。ただ、一般にはあまり縁がないのでごく限られたケースでしょう。
それから、カジノが主催するイベントなどの際は撮影が可能な場合が多くなります。カジノの中にはフロアを使ってポーカーの大会を開催することがあります。そうした場合には、撮影できることが多いようです。その際、大会運営やゲーム進行に支障ないようにすることは大切ですね。
ほかにドイツの「カジノ・バーデン・バーデン」のような文化施設として歴史あるカジノでは、見学ツアーを実施しているケースがあります。この際もカジノ内部や調度品などは撮影できるエリアが多く設けられています。 ただ、旅行者だからといっていきなり罰金を課せられるようなことは殆どありません。注意を受けたらすぐに言われた通りにすればいいだけです。常識とマナーをもって行動すれば、出禁になるような事態にはなりませんのでご安心を。
