主にアメリカのカジノ情報を配信しているニュースサイトが、国内におけるカジノディーラーへの報酬について独自調査を行いました。報酬の高い順に各州を並べたランキングを発表し注目を集めています。
意外に低い?ディーラーの時給
今回の調査はポーカー系情報サイト『PokerListings』提供の賃金支払いデータと、労働統計局の『職業雇用と賃金統計レポート』などを使って調査を行ったものです。カジノディーラーの時給が高い州のTOP10は以下の通りとなりました。
【参考】PokerListings
- 1位:ワシントンD.C./20.48ドル
- 2位:ニューヨーク州/17.12ドル
- 3位:サウス・ダコタ州/14.91ドル
- 4位:コロラド州/14.70ドル
- 5位:カリフォルニア州/14.51ドル
- 6位:アリゾナ州/14.0ドル
- 7位:ノースダコタ州/13.18ドル
- 8位:アイダホ州/13.0ドル強
- 9位:ミシガン州/13.0ドル
- 10位:ジョージア州/12.80ドル
ワシントンが突出して高く、ニューヨーク、サウス・ダコタ、コロラド、カリフォルニアと続きます。
逆に時給が低いのは、30位のルイジアナがワシントンの半額以下である9.27ドルとなっている驚きのデータも。その店の売上によって賃金も変わるでしょうが、州によってかなりの差が出る結果となりました。
もともとカジノディーラーは総じて低めの時給が設定されています。しかし、実際はこの時給に加えて客たちが支払うチップが加算されます。多くの客が利用する1位のワシントンや、2位のニューヨークなどの場合、時給とは別に1日あたり多い場合は約200ドル程度のチップが支払われていると言われています。
なお、現在は全米のほとんどの地域でカジノの営業が許可されている関係で、ディーラー職は需要が高く賃金も上昇傾向にあるそうです。
日本でもカジノを含むIRが開業した際には、しっかりと稼げる職業として人気が出て欲しいところです。