アメリカのカジノ「ブームタウン・カジノ・ビロクシ」が、ディーラーレス電子ゲームテーブル導入

アメリカで、ディーラーを必要としない電子ゲームテーブルがブームに

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この記事の概要

カジノ機器の大手「ジャックポット・デジタル」が、カジノ施設にディーラレス型の全自動電子ゲームテーブル「ジャックポット・ブリッツ・ディーラーレス・ポーカー・ETG」を次々と納入しています。詳細を紹介します。

カジノ機器の世界的な企業として知られる「ジャックポット・デジタル」は、2023年6月22日にアメリカ・ミシシッピ州のカジノ「ブームタウン・カジノ・ビロクシ」を運営するペン・エンターテイメントと契約したことを発表しました。「ジャックポット・デジタル」の主力商品として知られるディーラレス型の全自動電子ゲームテーブル「ジャックポット・ブリッツ・ディーラーレス・ポーカー・ETG」を納入する予定です。

「ジャックポット・ブリッツ・ディーラーレス・ポーカー・ETG」が人気を集める

これは、ジャックポット・デジタルが投資家などへの説明として、同日付のプレスリリースで公表。今回の契約により、「ブームタウン・カジノ・ビロクシ」に納入されるのは、人間のディーラーを必要とせず、プレイヤーがフルオートでプレイできるディーラレス型の全自動電子ゲームテーブル「ジャックポット・ブリッツ・ディーラーレス・ポーカー・ETG」だとしています。

この電子ゲームテーブルを設置することで、現在アメリカのカジノで深刻な問題となっているディーラーの慢性的な人手不足を補えるとしています。また、アナログのディーラーテーブルに比べて、高速で正確にゲームを運営できることから、より合理的なカジノ経営が可能になるとのことです。

ジャックポット・デジタルは、2023年に入って電子ゲームテーブルを16台も受注に成功しており、取引先は伏せているものの、さらに16台の受注が入っていることを明かしています。それらの電子ゲームテーブルは、2023年の下半期に順次、カジノ施設に設置が開始されるとしています。

なお、アメリカ各地のカジノにおいては、施設を運営する事業者のみならず、機器を製造するメーカーにもライセンス取得が義務付けられています。今回、「ブームタウン・カジノ・ビロクシ」に「ジャックポット・ブリッツ・ディーラーレス・ポーカー・ETG」を設置する際には、同カジノの管理を行っているミシシッピ州の監査を受け、正式なライセンスを取得した後に設置される見通しです。

記者の一言メモ

アメリカでは、ディーラーを必要としない電子ゲームテーブルの設置が進んでいます。カジノの深刻な人手不足を解消するために、救世主となってくれるのでしょうか?注目です。

【参照】Yahoo!Finance「Jackpot Digital Signs Penn Entertainment’s Boomtown Casino Biloxi In Mississippi」

※画像は「ジャックポット・デジタル」公式Twitterより