音楽とサッカーが有名なイギリスは、観光スポットも多く日本人旅行者からも人気の高い国です。留学先として選ぶ人も多く何かと日本とは関係性の深い国だと言えます。
そんなイギリスはカジノを多く営業している国で、各地に100以上の施設があるといわれています。その歴史は古く、1526年にバッキンガム宮殿の中に設置された王侯貴族のための賭博室がイギリスにおけるカジノの起源と言われています。
その名残なのか、首都となるロンドンにはセレブや富裕層が集まる高級カジノ店が多くあります。それらのカジノは会員制であるため、観光客が気軽に利用できるといったものではありません。また、会員制カジノは入場料が必要でハードルもかなり高くなります。ただ、会員制とは言ってもパスポートを提示して登録するだけという割と簡単に会員になることができるカジノも多いようですが、敷居は高いと感じます。
さらに、会員になったからといってすぐに入場できるわけではありません。イギリス独自のルールがあるからです。イギリスでは1968年に『賭博法』という法律が定められました。非合法のギャンブルが横行して不正や犯罪の温床になるよりも、法律で認めつつ規制することで管理しようという考えでした。
その『賭博法』のなかで、カジノに会員登録しても24時間は入場できないと決められています。実は、法律が定められた当初は、入場禁止は48時間とされていました。それが、2005年に法改正された際に半分の24時間に短縮。さらに従来の会員制カジノだけでなく、会員登録が必要ない観光客でもすぐに入れるカジノも条件付きで認められることになりました。
この2005年の賭博法改正によって、現在のイギリスにはロンドンを中心とした旧来の会員制カジノと、観光客でも気軽に行けるカジノの2種類が存在することになりました。
我々でも気軽に行けるカジノの代表格が、ロンドンの『ヒッポドロームカジノ』です。ロンドンの中心地、ウエスト・エンドにあるカジノで地下鉄のレスター・スクウェア駅からすぐの場所にあります。会員登録も入場料も無い上に、ドレスコードも穏やかなので普段着で行ってすぐに入場できます。
24時間営業で年齢制限は18歳以上、ルーレットや各種カードゲームなど45種類以上のカジノゲームが楽しめます。ミニマムベットもルーレットなど0.5ポンドからと低く設定されています。ふらりと訪れて記念に遊ぶこともできるカジノ施設となっています。 レスター・スクウェア周辺は、レストランやナイトクラブ、劇場、ショップ、さらに中華街などもあり、観光スポットとしても大変にぎやかです。観光のついでにカジノを楽しむのならば、オススメのお店となっています。
イギリスとは
イギリス(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)は、西ヨーロッパに位置する島国で、イングランド/スコットランド/ウェールズ/北アイルランドの4つの構成国から成り立っています。
首都ロンドンは、世界的な金融、文化、政治の中心地であり、歴史的な建築物や現代的な都市が融合しています。
イギリスは、長い歴史を持つ国で、特に産業革命や大英帝国の拡大により、近代世界に大きな影響を与えました。議会制民主主義の発祥の地でもあり、立憲君主制を維持しながら民主的な政治制度を発展させてきました。
文化的にも豊かで、シェイクスピアやジェーン・オースティン、ビートルズなど、文学、音楽、芸術の分野で世界的な影響も与えています。