日本からの直行便もあるマレーシアは人気の観光エリアのひとつです。そのマレーシアにあるカジノは、『ゲンティン・ハイランド』の一ヶ所だけです。各種施設が集結した、巨大なカジノを含むIRとなります。
この『ゲンティン・ハイランド』は、標高1700メートルという山の頂上にあります。参考までに例を挙げると、日本の熊本県阿蘇山や青森県八甲田山が標高1500メートルクラスです。それだけでも、かなり高い場所にあることがわかります。
そもそも、ゲンティンとは『雲の上』という意味で、中国語表記では『雲頂高原』と書きます。まさに、雲の上にあるカジノというわけです。当然、こんなに高い場所にあるカジノは、世界中でのこの『ゲンティン・ハイランド』だけです。
マレーシアのカジノへの行き方やルールは?
アクセスは、クアラルンプール国際空港から高速鉄道KLIAでKLセントラル駅まで移動します。到着まで約30分。そこから、ゲンティン・ハイランド行きのシャトルバスに乗ります。1時間ほどで、グヌン・ウル・カリ山に着きます。ここからさらに、ロープウェイの『スカイウェイ』で15分ほど登ると、『ゲンティン・ハイランド』に到着です。
広大な敷地には、24時間営業で年中無休のカジノのほかにも、7つのホテルに、敷地面積4万5000平方メートル以上の大型ショッピングモール、ジェットコースターなどを備えたアウトドアテーマパーク、さらに植物園やレストランなどがあります。高原にあるため、通年で気温が17度から25度と快適なことも特徴です。
多彩なリゾート施設が完備しているので家族連れにも人気です。マレーシアは国教がイスラム教であり国民の多くはカジノをしませんが、純粋にリゾートを楽しむために訪れる現地民も多いようです。
カジノは前述のように24時間営業。年齢制限は21歳以上でパスポートチェックがあります。ドレスコードはかなり緩やかで、男性ならシャツとスラックス、女性はワンピースやトップスとボトムなどのスマートカジュアルで大丈夫です。入場は無料となります。
ゲーム内容は、スロットマシンが3000台以上、テーブルゲームとしてルーレット、ブラックジャックやポーカーなどのカードゲーム、シックポーなどのダイス系、さらに中国からの観光客も多いので牌九(パイゴウ)などもあり充実しています。
ミニマムベットはテーブルゲームで20リンギットくらいから、日本円で6000円程度です。スロットマシンは5リンギットつまり約150円からなので、気軽にプレイできるでしょう。また、チップの習慣はないのでディーラーに渡す必要はありません。
注意点としては荷物の持ち込みがほとんどできないことです。買い物やバッグなどの荷物を預かってくれるクロークはありません。施設内にコインロッカーがありますが、手荷物が入る程度の小さなものしかなく、しかも数が少ないのですぐに一杯になってしまいます。ポケットに入る貴重品だけを持っていくのが最適です。 世界で唯一といわれる「雲の上にあるカジノ」を楽しむことができるマレーシア。観光スポットとしても一度は訪れてみたいカジノです。
マレーシアとは
マレーシアは、東南アジアに位置する多民族国家で、マレー半島とボルネオ島北部に広がっています。
首都クアラルンプールは、近代的な都市で、ペトロナスツインタワーなどが有名です。マレーシアは、マレー系、華人、インド系など多様な民族が共存し、それぞれの文化や宗教が混じり合った独特の社会を形成しています。