カジノ大国「マカオ」で、中国本土からのパッケージツアーを再開

マカオ当局も補助金制度で旅行事業者を支援する方向

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マカオで、中国本土からのパッケージツアーが再開

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中国本土からマカオに向けての「パッケージツアー」が、2023年2月6日から再開していると発表されています。マカオのカジノ業界は、この施策で復活できるのか?詳細をお伝えします。

マカオの「レイ・ワイ・ノン経済財政長官」は、中国本土からマカオへのパッケージツアーを2023年2月6日から再開すると発表しています。

これは、レイ経済財政長官が2023年2月3日の記者会見で発表したもので、その発言を現地メディアなどが報道しています。

中国からのパッケージツアー再開は、マカオ復活の足がかりになるか?

マカオ当局では、2022年9月から、中国本土の担当者とパッケージツアー再開のために各種調整や議論を重ねてきたそうです。これまで、マカオへの旅行者の多くが中国本土から来ていたことを踏まえると、カジノを含める観光業の復活にはパッケージツアーの再開が必須です。

調整は、広東省や上海市などからの旅行者を対象とする限定的なもので進めていたとか。しかし、最終的には部分的なツアー再開について、中国本土の当局が許可しなかったことから見送られる形となりました。

その後、マカオは中国からの観光客誘致と本格的な渡航再開を目指して協議を続け、2022年12月に地元の旅行事業者に対しての補助金制度を立案。正式に承認され、2023年から適用されることになり、最低でも10人以上が参加する中国本土からのツアーグループに対して、1泊あたり1人につき250マカオパタカ(約4000円) まで提供するとしています。※1

中国でも、新型コロナウイルスによる影響が沈静化したこと、さらにマカオの粘り強い協議が実る形で、パッケージツアーの再開へと繋がる形となりました。

今回の再開を受け、レイ長官は「パッケージツアーが再開されることで、間違いなく我々にとっては観光事業の復興について大きな弾みとなるだろう」と、期待を寄せる形でコメントしています。

なお、マカオでは中国当局の「ゼロ・コロナ」政策の緩和や、春節休暇が重なったことも手伝い、2023年1月の「月次カジノ売上」は、大幅にアップすることになりました。

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春節休暇といわれる7日間で、約45万人の旅行者がマカオを訪れるなど、脱コロナに向けて順調な滑り出しを見せています。

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【参照】※1:GGRASIA「Mainland tour groups to Macau to resume Feb 6: govt」