カジノ大国・マカオに、春節休暇の7日間で45万人近い観光客が訪れる

コロナ禍以降の数値としては最大、マカオに人が戻りはじめる

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マカオに、春節休暇の7日間で45万人近い観光客

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さまざまなカジノが営業しているマカオで、春節休暇の7日間に多くの観光客が戻ってきました。詳細をお伝えします。

「マカオ政府観光局」(MGTO)は、中国本土における旧正月の「春節休暇中」となる2023年1月21日からの7日間で、約45万人の観光客がマカオを訪れたと発表しました。

マカオ市内の主要なホテルが予約段階でほぼ満室

これはマカオ政府観光局が、公安警察をはじめとする各機関からの報告を元に集計し、ロイターや現地メディアなどが報じているものです。

それによると、今回の春節期間中の訪問者は、1日平均あたり約6万人で、最も多かったのは、2023年1月24日の約9万人とされています。※1

この数値は、2020年に新型コロナウイルスが感染拡大する前の水準に近づいたもので、コロナ禍以降の数値としては最大になるそうです。

しかも、春節休暇明け後も人気は変らず、連休明け最初の週末となった2023年1月28日の訪問者数も好調で、その大半は中国本土の広東省から陸路にて入国した観光客だったと発表されています。

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2023年1月のマカオ「月次カジノ売上」

【参照】
※1:ロイター「マカオのカジノ収入、1月は前年比+82.5% コロナ規制解除で」

有名なホテルも予約段階でほぼ満室

こうした盛況ぶりを示すように、春節休暇期間中のマカオでは、市内の主要なホテルが予約段階でほぼ満室の状態に。また、料金が割高となっていた宿泊施設についても、争奪戦の様相を呈していたことが、観光局・局長の談話で明らかになったそうです。

マカオ半島にある有名なカジノ施設「ウィン・マカオ」と、コタイ地区の「ウィン・パレス」を運営する「ウィン・マカオ」の副会長リンダ・チェン氏は、メディアの取材に応じた際に、同期間中のホテル稼働率が「大変満足できるものだった。こうした好ましい状況が、今後も中長期に渡って継続されることを願うばかりです」とコメントしています。

なお、新型コロナウイルスが猛威を振るう前の2019年、マカオは春節休暇期間の7日間で約120万人以上が訪れていました。※2

今後もその数字に近づけるよう、官民一体となった努力が続けられるようです。

【参照】
※2:GGRASIA「Almost half million visitors to Macau for 7 days of CNY hols」