アメリカの「ラスベガス・サンズ」が、ニューヨークに建設するカジノを含むIRの計画を発表

ロングアイランド西部にある、約80エーカーの広大な敷地を開発

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カジノ業界大手の「ラスベガス・サンズ」が、ニューヨーク州に計画するカジノを含む統合型リゾートの建設について詳細を明かしました。

カジノ業界大手の「ラスベガス・サンズ」は、ニューヨーク州のダウンステート地域に計画している、カジノを含む統合型リゾートの建設について同州にカジノライセンス入札の申請を行ったことを発表しました。数十億ドル(1300億円以上)規模の施設になるといわれています。

敷地内に総面積の10%程度の広さになる巨大カジノを建設

これは2023年1月12日に、ラスベガス・サンズが発表したものです。

同社が開発を計画しているのは、ナッソー・ベテランズ・メモリアル・コロシアムとなっているロングアイランド西部にある約80エーカーの広大な敷地。同社では、この土地を長期的に貸借する形で開業や運営を想定しています。今回の申請に先駆ける形で、すでに賃貸契約を締結していると見られています。

なお、具体的な計画としては、この敷地に総面積の10%程度の広さになる巨大カジノに加え、5つ星・4つ星クラスの客室を持つホテル、屋外型のコミュニティスペースやライブパフォーマンス会場などを建設。

また、他のラスベガス・サンズ系列の施設と同様に、有名シェフによる高級飲食店やコンベンションスペースなども設置予定であるといいます。今回の計画は、現在、ニューヨーク州が受け付けを行っているダウンステート地域における計3件のカジノライセンスのうち、1つを獲得できれば実現可能。仮にオープンできれば、地域経済に大きな好影響を与えると期待されています。

地元住民にとっても大きなメリットがある

そうした点について、ラスベガス・サンズのシニア・バイス・プレジデントをつとめるデービット・パタータソン氏は、「これまでラスベガス・サンズは、何千もの雇用を創出し、多くの地域において経済的な起爆剤となることに尽力してきた実績があります。今回の計画も、この地域における大きな変革をもたらすことになると期待しています」とコメント。

さらに、「我々のプロジェクトでは、年間数千万ドルの税収を地域社会にもたらす予定です。実現すれば、住民たちの固定資産税を軽減できる可能性もあると思います」と、同社の手がけるカジノを含むIRが誕生することで、地元住民にとっても大きなメリットがあることを強調しました。

※画像は「ラスベガス・サンズ」公式HPより