戦禍も残るセルビア共和国にあるカジノ【世界のカジノエリア紹介】

「グランドカジノベオグラード」が人気

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セルビア共和国は歴史と伝統ある国です。日本とはなじみが深く、2011年の東日本大震災の時にはセルビアから多額の寄付が送られました。また、セルビアの水道施設の整備に日本が協力し、その感謝を示して「日本の泉」という噴水が首都ベオグラードに設けられるなど友好的な関係が続いています。

そのベオグラードですが、紀元前4500年頃から人が住み始めていたそうですから、とても古い歴史ある土地です。首都として賑わいを見せ、市内にはいくつものカジノが営業しています。

ベオグラードは古い歴史があるものの、幾多の戦火や動乱を経て、さまざまな変遷を繰り返してきました。なので、カジノもヨーロッパでは比較的新しく、ホテル併設の近代的なものが主流です。

なかでも規模が大きく、内容も充実しているのが『グランドカジノベオグラード』です。ベオグラード中央駅から北西に4キロほど、ドナウ川の遊歩道沿いにあるホテル『ユーゴスラヴィヤ』に併設されるカジノです。在セルビア日本大使館のすぐ近くにある施設です。外観のイルミネーションが鮮やかで、内装の豪華さが目を引くカジノです。

ゲーム内容は、スロットマシンが150台以上、テーブルゲームは30台以上で、アメリカンルーレット、ブラックジャック、スタッドポーカー、アルティメットテキサスホールなどを楽しめます。

営業時間は14時から翌4時まで。ただし、テーブルゲームは16時からです。ほかに、バーやラウンジ、レストランなども完備しています。

ベオグラードのカジノでは、年齢制限は18歳以上、パスポート提示が義務です。入場は無料となっています。ドレスコードはカジノによって異なるようですが、スマートカジュアルであれば大丈夫でしょう。営業時間もカジノによって異なるので、確認が必要です。

ベオグラードの市内には、紛争の時にNATO軍によって空爆を受けた跡がそのまま残っていて、その戦禍が残るクネズ・ミロシュ通りは空爆通りと呼ばれています。

戦争ともなればゲームどころではなくなるわけで、ある意味、カジノが営業しているのは平和の証拠といえなくもないでしょう。

さまざまな歴史的な観光スポットを体験しながらカジノも楽しめるセルビア共和国。一度は訪れてみたいエリアです。