オーストリアのほぼ中央に位置するザルツブルクは、周辺から産出される岩塩の取引で栄えてきた古い歴史のある街です。街の名前も、そのまま「塩の城」という意味となっているほど。また、モーツアルトの出身地としても知られています。
そんなザルツブルクでは歴史的建造物がカジノ施設になっているケースが珍しくなく、一度に観光とカジノの両方を楽しめる地域として知られています。
今回は、ザルツブルク近郊にあるカジノと遊び方、ルールを紹介します。
歴史ある施設でカジノを遊べる『カジノザルツブルク』
そのザルツブルクの中心部から北西に5キロほどの郊外、ヴァルス-シーゼンハイムにクレスハイム宮殿があります。1700年に建設されたバロック様式の宮殿で、ザルツブルク大司教の夏の邸宅として使われていましたが、1993年以降はカジノ施設『カジノザルツブルク』として一部を利用しています。
こうした歴史ある建造物がカジノとして利用されているケースは、ほかにいくつも見られます。ヨーロッパの古都ならではの光景でしょう。
遊べるゲームは、テーブルゲームがブラックジャックやアメリカンルーレットなど4種類以上14台以上、さらにスロットマシン190台以上を備えています。
入場は無料で、営業時間はスロットマシンが11時から、テーブルゲームが16時からで、ラストはいずれも翌3時まで。金曜日と土曜日は翌4時時までの営業です。
さらに、ザルツブルクから南に60キロほど、ツェル湖に面したリゾート地ツェル・アム・ゼーにもカジノがあります。ツェル・アム・ゼー駅を降りて湖岸を歩くと、8分ほどでグランドホテルツェルアムゼーに到着。
このホテル内で営業しているのが、ザルツブルクのもうひとつのカジノ『カジノツェルアムゼー』です。
テキサスホールデムやブラックジャックなど5種類以上10以上のテーブルゲームと、55台以上のスロットマシンを備えます。
入場無料で、営業時間はスロットマシンが12時から、テーブルゲームが17時から。ラストはいずれも翌2時までとなっています。また、室内プールやフィットネス、スパ施設、レストランやバーなども完備しています。
ザルツブルクのカジノでの遊び方、ルールは?
いずれも年齢制限は18歳以上、パスポートチェックがありますので、必ず携帯しましょう。ドレスコードはそれほど厳しくはありませんが、シャツとボトムのスマートカジュアルが無難です。
ツェル・アム・ゼーは美しい景色がメインの静かなリゾートです。湖岸のプロムナードを散策したり、レストランやショップを見て回るなど、ゆったり楽しめる憩いの地となっています。
※画像は「カジノザルツブルク」公式HP
オーストリア ザルツブルク
ザルツブルクは、オーストリア西部に位置する美しい歴史都市で、モーツァルトの生誕地として世界的に有名です。アルプス山脈のふもとに広がり、旧市街はユネスコ世界遺産に登録されています。
ザルツブルク市内にはバロック様式の建築が多く、大聖堂や数々の宮殿に庭園、さらに美術館や博物館など、見所がいくつもあります。なかでもホーエンザルツブルク城やザルツブルク大聖堂などが観光名所です。
また、毎年夏に開催されるザルツブルク音楽祭は、クラシック音楽とオペラの祭典として世界中の音楽ファンを魅了しています。