メガワールドが、マニラにカジノを含む統合型リゾートの大規模な開発計画を発表

カジノ・ホテル・商業施設に加え、居住用のコンドミニアムも

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マニラにカジノを含む統合型リゾートの大規模な開発

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フィリピンの建設大手・メガワールドが、巨額の開発費をかけて新たなカジノを含む統合型リゾートの「ウィンフォード・リゾート」を開発すると発表しました。

フィリピンの建設大手・メガワールドは、150億ペソ(約360億円)の巨費を投じて、カジノを含む統合型リゾートを、首都・マニラで開発する計画を発表しました。

「ウィンフォード・リゾート」という名称がつけられる予定

これは、メガワールドがプレスリリースなどで発表したものです。

今回の計画に関しては、近い将来「ウィンフォード・リゾート」という名称がつけられる予定で、場所はマニラのチャイナタウンの近く、サンラザロ観光・ビジネスパークの敷地内に位置する約3ヘクタールのエリアになるということです。

メガワールドによると、今回の開発は2028年までの完成を予定しているようです。

開発の内容は、居住用のコンドミニアムやホテル、カジノ、商業施設の建設が計画されているといいます。全体的に雰囲気や情緒を強く意識した「オールドマニラ」をイメージしたものとなるそうです。

建物についてはルネサンス期のものや、ネオクラシック様式、アールデコ様式などの様々な建築を取り入れた実に多彩なものになると言われています。

発表された開発計画について、メガワールドの第一副社長兼セールス&マーケティング責任者をつとめるウィルソン・シー氏は、「昔のマニラならではの美しさを蘇らせるという取り組みを、この地域の開発で行いたいと我々は考えています。実際に完成すれば、戦前の様式を取り入れた美しい建築物がプロムナードに配され、周辺でもとりわけ目を引く観光スポットになることでしょう」とコメント。

利便性の高い大規模な都市開発の一部

コンセプトが、観光という意味でも大きな意味を持っているということを説明した上で、「今回の開発物件は、学校や病院などの公共機関に近く、マニラの中でもとりわけ戦略的な場所に位置しています。そのため、居住用のコンドミニアムタワーである17階建ての『ワン・クラウン・スイーツ』(総戸数389)など、利便性という点でも大変優れています」と、単なるカジノを含む統合型リゾートの開発ではなく、利便性の高い大規模な都市開発の一部であるという点を強調しています。