ペンシルベニア州では、2022年の総ギャンブル収益が50億ドル(約6850億円)を超えるという予想を米メディアが報じ注目を集めています。
ギャンブル収益は50億ドルを超える勢い
これは、米国の大手ニュースサイト「ザ・センタースクウェア・ドットコム」が掲載したレポート記事で明らかとなったものです。
同記事では、アレゲーニー公共政策研究所による直近の研究データを引用する形で、ペンシルベニア州における今年のギャンブル収益は50億ドルを超える勢いであることを紹介。
この金額は、コロナ禍前の2018年の収益である32億ドルを56%も上回るものとなります。
同州のギャンブル産業が、コロナ禍からの復活はもちろんのこと、そこからさらなる成長・発展を見せていると説明しています。
多種多様なサービスが鍵となる
こうした好調な業績の背景には、ペンシルベニア州において伝統的なスタイルのカジノから最新のオンラインギャンブルまで、人々のニーズに応える形で多種多様なサービスを提供し続けていることが大きいと考えられています。
また、記事内で紹介された情報筋の話によれば、同州ではファンタジースポーツの合法化に加え、ミニチュアカジノをはじめとする直近の動きが市場を活気づかせそこから多くの利益が生まれている可能性があるとのことです。
また、ギャンブル産業のこうした健闘ぶりによって、多くの税収が見込まれることも予想されるそうです。
アレゲーニー公共政策研究所のエグゼクティブ・ディレクターをつとめるフランク・ガムラット氏は「ペンシルバニアのギャンブル税の総額は、今年20億ドルの大台を超える可能性があります」とコメント。
今後、広範囲に影響を及ぼす大規模な不況や災害などが発生した場合は予想を下回る可能性はあるものの、順当に行けばある程度この数字をクリアする可能性が高いと同公共政策研究所では見ているようです。
アメリカでは各カジノが新型コロナウイルスの影響を受けながらも復活をとげています。今後も、高収益のニュースが多く飛び込んできそうです。