世界的に有名な施設が数多く営業し、カジノ大国と呼ばれているマカオでは「マカオ政府博彩監察協調局」(DICJ)が毎月「月次カジノ売上」を発表しています。
新型コロナウイルスが流行してからは、マカオのカジノにおける売り上げが激減したこともあり世界中のカジノ関係者が注目しています。
「ウィズコロナ政策」に転換して売り上げを伸ばしている
マカオ政府博彩監察協調局は、2023年7月1日に最新の情報を発表し、2023年6月の売り上げが152億パタカ(約2690億円)と公開。2023年5月と比べて売り上げが減少しているものの、前年同月比では約510%増の好調な数字だったことがわかりました。
【参照】※1:DICJ「マカオ政府博彩監察協調局」
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2023年5月のマカオ「月次カジノ売上」は、前年同月比で約366%も増える
マカオにおける最新の「月次カジノ売上」が公表され、2023年5月は約156億パタカ(約2710億円)の売上を記録しました。
マカオでは、新型コロナウイルスによる「ゼロコロナ政策」を行っていたことで、カジノで遊ぶインバウンド客が激減していました。特に中国本土から来る富裕層の客が減ったことで、多くのカジノ施設が壊滅的な売上の減少に悩まされていました。
しかし、2023年に入ってからは、「ウィズコロナ政策」に転換したことで、インバウンド客も回復。カジノ施設の売り上げも順調に上がり続けています。
マカオは例年にわたって6月は閑散期と言われていますが、勢いが続き順調な売り上げを記録しました。ただ、コロナ前の2019年から比べると40%減の売り上げで、本格的な復活にはまだ遠い数字となっています。
【2023年のマカオにおけるカジノ売上】
2023年1月=約1870億円
2023年2月=約1730億円
2023年3月=約2090億円
2023年4月=約2600億円
2023年5月=約2710億円
2023年6月=約2690億円
記者の一言メモ
アメリカではラスベガスをはじめ、各地でカジノが好調な売上を記録しています。中には、コロナ前に売り上げが戻っている施設もあることを考えると、マカオのカジノはまだ頑張らなければならない数字です。