マカオの有名カジノ「グランド・リスボア」も封鎖!新型コロナのパニック広がる

2例目となるマカオカジノホテルの封鎖

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マカオで発生している新型コロナウイルスの市中感染で、マカオの有名カジノとして知られる「グランド・リスボア」が封鎖されました。詳細をお伝えします。

世界最大規模のカジノによる売上をほこるマカオでピンチが続いています。新型コロナウイルスの市中感染が2022年6月18日頃に確認され、感染が拡大。非常に感染力が高いオミクロン変異株派生型「BA.5」が流行していると見られています。

有名なカジノホテル「グランド・リスボア」が封鎖

3度に渡る約68万人の住民に対しての集団検査を開始するなどパニック状態に。すでにバーや美容院、公園などの施設が閉鎖され、外食施設もテイクアウトのみを認めるなど市民生活にも影響が出始めています。

マカオで主要産業となるカジノ施設は運営を続けていますが、中国本土との水際対策も行われ、市民にも不要な外出をしないよう呼びかけていることもありほとんど客がいない状態のようです。

そんなマカオで、ランドマークの一つとして知られる世界的にも有名なカジノホテル「グランド・リスボア」が封鎖されたと現地メディアが報じました。ホテルでは数10人規模の新型コロナウイルス感染者が出て、施設が封鎖されたと言われています。

今回の市中感染が報告されてから、2例目となるカジノホテルの封鎖となりました。また、マカオ当局は1万3000人以上を強制隔離していると言われ、このままでは他のカジノ施設の運営にも影響が出てくる可能性が高くなってきました。

流行開始以来、最大規模の拡大

マカオでは、今回の市中感染は新型コロナウイルスの流行開始以来、最大規模の拡大を見せていると言われています。営業を続けているカジノ施設も、実際は従業員の多くが在宅していると言われ勤務者も限られているようです。

さらに、カジノ施設に入場する際は48時間以内のPCR検査陰性証明の提示を求めるなどの措置が行われています。

アメリカのラスベガスを始めとして世界的にもカジノの売上が回復している中で、マカオはいまだに低迷を続けています。

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今回の市中感染で、さらに売上が落ち込んでしまうことが予想されます。マカオのカジノが復活する日は来るのでしょうか?注目していきます。

※画像は「グランド・リスボア」公式HP