韓国のカジノ、新型コロナの陰性証明やブースター接種証明を要求へ

外国人専用カジノでも適用される

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オミクロン株の大流行で、新型コロナウイルスの感染拡大による影響が各国のカジノでも見られるようになっています。

韓国文化体育観光部の報道官によると、韓国のカジノは2022年1月11日から新型コロナウイルスの感染対策として、ワクチンのブースター接種の証明や有効な陰性証明の提示を顧客らに求める取り組みをスタートしました。

提示を求めるブースター接種の証明は、遡って6ヶ月以上前に1回目の接種を受けている場合にのみ必要で、コロナ感染テストの陰性結果については入場から48時間以内に発行されたものに限定されているとのことです。

海外への渡航規制がある国も出てきている中で必要な感染症対策とはいえ、韓国のカジノ業界からは売上減少に繋がると悲鳴が聞こえてきています。

現在、韓国のカジノ施設ではソーシャルディスタンスの保持や手指の消毒など、一般的なコロナ対策を適用する形で運営が行われています。

唯一、韓国の地元民向けのサービスを提供している『江原ランド』では、営業時間が午前10時~午後10時までに短縮されました。また、外国人専用のカジノが開設され独自の規制システムを持つ済州島では、2021年12月18日から入国規制を行っています。

なお、済州島で現在運営されているカジノは、香港に上場している『ランディングインターナショナルディベロップメント』が運営する済州神話ワールドの『ランディングカジノ』、ロッテツアー開発株式会社が運営する『ジェジュドリームタワーカジノ』、パラダイス社によって運営されている『パラダイスジェジュ』だけとなっています。 今後、韓国内でもオミクロン株がさらに拡大するようなことがあれば、さらなる規制も行われることになりそうです。各国でカジノに関する売上が回復してきた中で、影を落とす形となりそうなオミクロン株。規制や対策がどういった形で行われていくのか、注目が集まるところです。