世界一のカジノによる売上をほこっているマカオ。そのマカオで、新型コロナウイルスによる緊急事態が起きています。
これまでカジノ施設は特例で営業を継続
事の発端は、2022年6月18日頃に市中感染が確認されたことからはじまっています。徐々に新型コロナウイルスの感染者が多くなり、約68万人いる住民に対しては3回目となる集団検査も実施されます。
現在、マカオでは感染力が高いオミクロン変異株派生型「BA.5」が流行していると言われています。
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マカオで市民への3回目となる集団検査、カジノは営業継続ながらも閑散
新型コロナの市中感染でパニックが続くマカオで、約68万人の住民に対して3回目となる集団検査が開始されています。詳細をお伝えします。
そんなマカオで、主要産業であるカジノを含むほぼ全てのビジネス施設が、2022年7月11日から1週間にわたって閉鎖されると言われています。
これは、現地メディアの「マカオ・デーリー」が報じているものです。カジノ収入が約8割を占めているマカオでは緊急事態となり、世界中のカジノ関係者が注目する事態となっています。
これまでは、カジノ施設は48時間以内のPCR検査陰性証明の提示を求めるなどの措置が行われ営業が継続されてきました。しかし、中国本土との水際措置も強化され、さらにマカオの市民は政府からの要請で不要な外出を控えるように要請されていることでカジノ施設にはほとんど客がいない状況が続いていました。
これで、しばらくマカオではスーパーマーケットや薬局など生活のために必要な施設のみが事業を継続することになります。今回の措置はかなり厳しい制限となり、これで新型コロナウイルスの蔓延が本当に封じ込められるのかが注目されています。
2022年6月18日からの陽性者は計1374人
マカオでは、2022年6月18日からの新型コロナウイルスの陽性者は計1374人になり、現在も増え続けています。これまでは学校や公共施設をはじめ、バーや映画館など娯楽施設は閉鎖されていました。主要産業となるカジノ施設の営業が停止となったのは、新型コロナウイルスの感染が拡大した2020年2月に一度あっただけとなっています。 異常事態が続いているマカオ。新型コロナウイルスの市中感染を封じ込めことができるのか?注目されています。