スイスとオーストリアに挟まれた場所に位置するヨーロッパの国・リヒテンシュタイン公国。その首都である、ファドゥーツに同国では最新のカジノとなる「キャッスル・カジノ」がオープンしたことが世界的に話題となっています。
国内では6番目のカジノとして期待される
これは、同国のメディアなどが報じているものです。それらの情報をまとめると、今回オープンしたカジノ施設「キャッスル・カジノ」は、2010年に決定した同国内のギャンブル合法化を受けて建設されたもの。国内では6番目のカジノになります。
リヒテンシュタインは、コロナ禍の影響で6軒あったカジノのうち、すでに「96カジノ」と、「カジノ・マキシマス」が相次いで閉業。そのため、リヒテンシュタインではカジノは人気が低迷している産業となっていました。
そこに、今回「キャッスル・カジノ」がオープンしたことで、再び国内のカジノが盛り上がり始めています。
なお、「キャッスル・カジノ」は、2022年12月14日にライセンスを取得したばかりということもあり、詳細についてはわからない部分が少なからずあります。そんな中で現地メディアが報じた概要によると、2つのカジノフロアに約120台のスロットマシンと8台のゲーム用テーブル、バーなどが設けられているそうです。
リヒテンシュタインでは、カジノ産業に反対する人が少なからずいる関係で、反対派が市民団体を設立しカジノ反対運動を行うなどネガティブな要素があるといいます。
しかし、貴重な財源となり得ることから、前述の通り国としては2010年にギャンブルの合法化を採択。カジノを開業することに前向きな姿勢を取っています。
また、これまでは海外資本による開設・運営の施設ばかりでしたが、「キャッスル・カジノ」はリヒテンシュタイン人が所有・運営するカジノとして初めての施設になると伝えられています。
ほとんどの地元の人々は開業を喜び、雇用の拡大などに期待する考えもあるようです。