韓国が観光客の新型コロナ入国規制解除へ

ワクチン3回接種済み旅行者の制限を解除する方向へ

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韓国は2022年3月11日、新型コロナウイルス感染対策として現在行われている入国制限を、2022年3月21日から解除し、旅行者に対しても制限を行わない方針であることを明らかとしました。

これは、韓国の疾病管理予防庁が発表したもので、これまで韓国国内では感染者の増減に合わせる形で入国規制などを行っており、現在は特定の条件に当てはまるケースのみ渡航禁止令を解除しています。

今後は、インバウンド旅行者であっても、3回のワクチン接種を行った証明を提示することで、7日間の強制検疫を必要としなくなるそうです。また、3回目のブースター接種をしていない旅行者についても、2022年4月1日から、3回接種済みの旅行者と同様に入国することができる見通しとなっています。

ただし、ミャンマー、パキスタン、ウズベキスタンなどの観光客はこの解除から除外されており、予防接種の有無や回数に関係なくこれまで通り7日間の強制検疫が設定されているそうです。

また、旅行者の入国に際しては、韓国国内で3回の接種を受けていない限り、韓国政府の提供する検疫事前入力システム『Q-CODE』に登録する必要があり、入力作業などは事前にオンラインで行うことが可能となっています。

このシステムを運用することにより、旅行者は予期せぬトラブルや遅延などに見舞われないで済むと、当局は発表しています。

済州島のカジノを含むIRである『済州シンワワールド』がここ2年間、営業停止状態となっていることからもわかるように、コロナ禍で韓国のカジノ業界は大打撃を受けています。

韓国の観光業者やIR事業者たちは、こうしたインバウンド旅行者への規制解除が行われることで客足が戻り、以前のような賑わいを見せることに期待を寄せているそうです。

なお、韓国厚生省のデータによれば、2022年3月14日の正午時点で、韓国での新型コロナウイルス感染者は、200人の死者を含む686万6222人に。新型コロナ関連の死亡者数は累計で1万595人となっているそうです。 アメリカを中心にカジノ施設の売上がコロナ禍前に戻りつつあります。韓国でも一日も早い復活が期待されているところです。