アメリカの人気カジノ「グラトン・リゾート&カジノ」でスロットマシンが倍増して6000台に

カリフォルニア州知事・ギャビン氏、カジノ運営部族との新ゲーミング協定に署名

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この記事の概要

アメリカ・カリフォルニア州にある「グラトン・リゾート&カジノ」で、新たな協定によりスロットマシンの設置台数が倍増することがわかりました。

アメリカ・カリフォルニア州で知事をつとめる民主党系のギャビン・ニューサム氏は、規制法に基づきこれまで同州内でカジノを運営する部族との間で結ばれていたゲーミング協定に代わる、新しい協定に署名したことを発表しました。

同州内で最大級のスロットマシン設置規模に

これは、ニューサム知事の事務所が2023年3月10日付で出したプレスリリースによって明らかとなったものです。

2023年3月9日にニューサム知事は、同州内にあるカジノ「グラトン・リゾート&カジノ」を運営する部族組織フェデレーテッド・インディアンズ・グラトンランチェリアと州の間で、2012年に締結されたゲーミング協定に代わる新協定へ署名。

これにより、「グラトン・リゾート&カジノ」に設置可能なスロットマシンの台数が、現在の3000台から倍増となる6000台まで増やせます。この6000台というスロットマシンの設置規模は、現時点において同州内で最大級のものになるとのことです。

また、これまでの協定ではカジノ施設を運営していない部族への支援額の上限を年間110万ドル(約1億4000万円)と定めていたのに対し、新協定ではその上限がなくなり支援を可能とするものとしています。

これを受け、フェデレーテッド・インディアンズ・グラトンランチェリア族の部族会長をつとめるグレッグ・サリス氏は、「これまでの協定でネックとなっていた部分を改善する形で、州、ソノマ郡、ロナートパーク市にとって、コミュニティの運営・維持のための資金を提供することができとても喜ばしく思います。また、今回締結された協定により、我々部族組織は、より自立した主権を持つ自治コミュニティとしてさらなる発展と成長を遂げることができるでしょう」と、今後のカジノの展望を見据える形でコメントしています。

記者の一言メモ

カジノ復活に湧いているアメリカでは、各地で大きな動きがではじめています。カジノが盛んなラスベガスだけでなく、今回のカリフォルニア州のように、さまざまな地域でカジノ施設の拡充が起こりはじめています。

【参照】CASINO CITY TIMES「California governor signs tribal-state gaming compact」

※画像は「グラトン・リゾート&カジノ」公式HPより