カジノ施設開発などを行う「ゴールデンエンターテインメント」、2021年は記録的な収益に

調整後EBITDAは2億9200万ドルで、2019年より60%増加

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ネバダ州ラスベガスに拠点を置き、メリーランド州アリゲイニー郡の『ロッキー・ギャップ・カジノ・リゾート』などを開発・運営する『ゴールデンエンターテインメント』が2022年2月18日、第4四半期および通年の業績を発表しました。年間総収益が初めて10億ドルを超えるという記録的な売上となったことを報告し注目を集めています。

ロッキー・ギャップ・カジノ・リゾートとは?

『ロッキー・ギャップ・カジノ・リゾート』は、湖に近い立地にあり、大自然を満喫しながら遊べるカジノを含むIRとして人気です。ジャック・ニクラウス・シグネチャーゴルフコースや、さまざまなアウトドアレクリエーション施設も完備していて、子どもから大人まで楽しめるスポットになっています。

カジノは約550台のスロットマシンやテーブルゲームなど、24時間楽しめる施設となっています。

今回の収益はプレスリリースで明らかとしたもので、同社は年間総売上げが初の10億ドル超えとなったことを報告。調整後EBITDAも2億9200万ドルに達し、コロナ禍でありながら、2019年よりも60%の増加となったことを明らかにしました。

2021年12月末に明らかとなった第4四半期の売上高については2億8200万ドルとなり、前年第4四半期の2億560万ドルから37%の増加に。調整後EBITDAについても、2020年第4四半期は3940万ドルでしたが、2021年同期は6780万ドルで72%増という、驚異的な伸び率となっているということです。

また、事業別の数字を見ていくと、ネバダカジノリゾートの収益は、2020年第4四半期の6450万ドルに対し、2021年第4四半期は1億450万ドル、メリーランドカジノリゾートの収益は、2020年第4四半期の1500万ドルに対し、2021年第4四半期の1920万ドルといずれも増加していることがわかります。

こうした業績の向上について、同社の会長兼最高経営責任者であるブレイク・サルティーニ氏は、「2021年は通年で事業への課題をうまく乗り越え、様々な事業でパフォーマンスが向上しました」と、その要因について説明し、「2022年に向け、弊社は業績とキャッシュフローの最大化に力を注いでおりますので、負債についても借り換えを行い株主様への還元を加速できると考えております」とコメントしています。

各国でカジノ施設の売上が本格的に回復傾向にあります。今後も、世界のカジノ業界に関しても情報を提供していきます。

※画像は「ゴールデンエンターテインメント」公式HPより引用