キプロスは地中海の東側、ギリシャ、トルコ、エジプトに囲まれたいわゆるエーゲ海に位置する日本の四国のおよそ半分くらいの国です。小さい島国ながら観光資源がとても豊かで、日本人からも海外旅行先として人気が高いスポットになっています。
透き通るエーゲ海の美しさは、ギリシャ神話の女神アフロディーテがこのエーゲ海から生まれたと伝えられるほどです。リゾートビーチがいくつもあって、遊泳やスキューバダイビングなどが楽しめます。
海だけでなく島の約4割が森なので緑も多く、大自然を満喫することができます。町全体が世界遺産に登録されているパフォスには重要な遺跡がいくつも残っています。
観光地として有名なキプロスのカジノ
そんなキプロスではカジノも充実しています。首都のレフコシア(ニコシア)をはじめ、リゾートホテルや3星以上の高級ホテルなど、多くの宿泊施設にカジノが併設されています。
さらに、キプロスでは現在カジノを含む大規模なIRの建設が進められています。
島の南東部、キプロス第2の都市であるレメソス(リマソール)では、『メルコリゾーツ&エンターテインメント』によって、『シティー・オブ・ドリームス メディテレーニアン』の建設が進められています。
海岸沿いの広大な敷地に、16階建て客室数500以上の高級ホテルをはじめとして、屋外シアターやショッピングモール、サーフィンも可能なプール、ファミリー向けテーマパーク、レストランやバーなどの飲食施設を設置。さらに約1万平米というMICEスペース等を予定しています。カジノ施設はテーブルゲーム100台以上、スロットマシン1000台以上、床面積7500平米という規模で予定されています。完成すれば、ヨーロッパ最大級のカジノを含むIRになると話題になっています。報道では2022年夏にオープンの予定とのことです。
これに先立ち、メルコリゾーツは完成まで臨時で営業するサテライト・カジノとして、『キプロス・カジノ・ニコシア』『キプロス・カジノ・リマソール』などをオープンさせています。
ところで、キプロスは現在、1974年に起きたキプロス紛争によって南北で2つに分断されています。通常、キプロスというと南側のキプロス共和国を指し、リゾート施設もこちらに集中しています。
紛争によって国が分断というと何やら危険やイメージがありますが、2021年現在では武力による支配などの緊張感はなく、「北側での宿泊は不可で必ず南側のホテルに戻るのが不可欠」といった、いくつかの簡単なルールがある程度。何ヶ所もある検問所もパスポートを所持していれば24時間、徒歩でもクルマでも行き来できます。
島には鉄道が無いので、バスかタクシー、またはレンタカーの利用となるのであらかじめ確認や予約をしておいたほうがいいでしょう。
キプロスのカジノの遊び方は?
カジノについては、年齢制限は18歳以上で、ドレスコードは穏やかですが、カジュアルスマートがベターです。リゾートだからといって、タンクトップにビーチサンダルでは断られます。
それからカジノ利用は外国人観光客限定なので、パスポートは必ず持参しましょう。営業時間などは施設によって大きく違うので、HPやSNSで調べてから行くようにしましょう。
キプロス島には日本からの直行便が無いので、ヨーロッパの主要都市から飛行機を乗り継ぐことになります。また、ギリシャやエジプト、イスラエルから船で行くルートもあります。時間に余裕があるならば、美しいエーゲ海の船旅を体験するのも価値があることでしょう。
キプロスとは
キプロスは、地中海東部に位置する島国で、ヨーロッパ、アジア、アフリカの交差点にあるため、古代から多くの文明の影響を受けてきました。
首都ニコシアは、島の南北に分かれた政治的状況を象徴する都市で、南部はギリシャ系キプロス人が、北部はトルコ系キプロス人が居住しています。
美しいビーチ、透明な海、古代遺跡が観光の魅力で、特にパフォスの遺跡やビザンチン教会群はユネスコ世界遺産に登録されています。