世界中にはカジノが合法化している国が多い一方で、法律によって「禁止」されている国もあります。たとえば、イスラム教の影響が強い国々となります。イスラム教ではギャンブルが禁止されているからです。
しかし、そんなイスラム教の信者が多い国のなかにも、カジノを認めている国はあります。そのひとつがエジプトです。
エジプトのカジノは、観光地にある5つ星か4つ星の高級ホテルだけに併設が許可されていて、利用は外国人に限られます。利用者は海外からの観光客のほか、エジプト在住の外国人ビジネスマン、近隣諸国の富裕層になっています。
カジノを備えた代表的なホテルとしては、首都のカイロにあるナイル川沿いの抜群のロケーションが売りで、最大級のカジノが楽しめる『インターコンチネンタルカイロセミラミス』が人気となっています。 また、オペラハウスや考古博物館などの人気スポットへのアクセスもよい『シェラトンカイロ』、豪華な内装のカジノが有名な『ラムセスヒルトン』など、いずれも超一流の高級ホテルばかりです。どのホテルも当然ながら設備は最高で、最高の気分でカジノを楽しむことができます。
エジプトのカジノで遊ぶルールは?
年齢制限は21歳以上。パスポートチェックがあるので必ず携帯しましょう。入場料は無料で、ホテル併設なので24時間営業です。
ドレスコードはスマートカジュアルが原則です。セレブの利用も多いようですが、ジーンズやチノパンなどでも大丈夫です。
ミニマムベットは、ルーレットが1ドルから、ほかのテーブルゲームは5ドルからで、なかには100ドルからという高額なゲームもあるそうなので、遊ぶ前に確認が必要です。スロットマシンは1セントから気軽に利用できます。
要注意なのはチップが不可欠というルールです。大きく勝った場合には、ディーラーに1~2割程度を渡すほかに、通常でも1ドルから数ドルなど気持ち程度のチップは必要で、忘れると嫌な顔をされたケースもあるようです。
エジプトのカジノはリッチな外国人をターゲットにしているので、それぞれ工夫を凝らして施設が高級感を演出しています。入場は無料なので非日常的な雰囲気を味わうだけでも価値があるかもしれません。
カイロ周辺には有名なギザのピラミッド群をはじめ、多くの観光スポットが充実しており、カジノを併設しているホテルからもアクセスのよい地区に集まっています。
さらに最近、新しい施設としてエジプト文明博物館が建設され、これまでエジプト考古学博物館に所蔵されていた古代エジプト王族のミイラ22体が移されました。
その際、「ファラオの黄金パレード」と題された、数百万ドルの費用をかけたイベントが行われ、その荘厳な様子が世界中に発信され話題となっています。
観光にもかなり力を入れているエジプト。海外旅行が気軽にできるようになった際には、カジノを含めて遊びに行く候補地に入れても良いかもしれません。
エジプトとは
エジプトは、北アフリカに位置する国で、地中海と紅海に面しています。エジプトは古代文明の発祥地として世界的に有名で、ピラミッドやスフィンクスなどの壮大な遺跡が残されています。首都カイロは、アフリカ最大の都市であり、政治、文化、経済の中心です。
エジプトの歴史は5,000年以上にわたり、古代エジプト文明はピラミッド建設や高度な数学、医学、天文学で知られています。特に、ギザの大ピラミッドや王家の谷にあるファラオたちの墓は、世界的な観光地としても人気です。