南カリフォルニア拠点の「ショップオフ・リアルティ・インベストメンツ」と「カントール」は、ネバダ州ラスベガスの空港に隣接する形で開発予定の新カジノ施設「ドリームラスベガス」が、2024年の後半にオープンする予定だと公表しています。
ドリームホテルグループの旗艦施設
これは、同社がメディアに向けて発表したものです。この計画では、ラスベガスのメインエリアに立ち並ぶ既存の大規模なカジノを含むIR群とは異なり、比較的小規模なものになる予定だとしています。
約5エーカーほどの土地に、約5億5千万ドルを投じてまずは客室531のホテルにレストラン、プールデッキやイベントスペースなどを備えた施設を建設する予定です。
「ショップオフ・リアルティ・インベストメンツ」で設計・建設担当の上級副社長をつとめているビル・スミス氏は、この「ドリームラスベガス」について、「もちろん、ニューヨークにあるドリームホテルグループの旗艦施設として位置づけています」と、比較的小規模な施設でありながらも、同施設への期待を垣間見せています。
あの有名な看板に近い場所にカジノを建設予定
実はこの「ドリームラスベガス」が建設される予定の土地は、文字通り「ラスベガスの玄関口」ともいうべき場所にあり、あの有名な「Welcome to Fabulous Las Vegas」の文字が描かれた看板のすぐそばです。
そのため、「ドリームラスベガス」が完成すると、多くの観光客が「Welcome to Fabulous Las Vegas」の看板の後ろにそびええ立つ「ドリームラスベガス」の建物をバックに記念撮影をすることになる見通しで宣伝効果は抜群です。
スミス氏によると、こうした立地の良さも、開発を手がける2社にとって“狙い通り”なのだとしています。
なお、「ドリームラスベガス」は、2020年2月に計画が発表され、2021年の年明け早々にも着工する予定でした。
しかし、ほどなくしてコロナ禍となり計画が遅れてしまいます。その後、計画を見直しつつ再スタートし、2024年の後半に完成・オープンする目標を立てているようです。
完成までこぎつければ、間違いなくラスベガスで注目のカジノ施設になることでしょう。