ドリームクルーズが台湾発の「カジノ船」運航を再開

コロナ対策を行いマレーシア、香港に続いて3例目

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ゲンティン香港が運営するクルーズ船運航社『ゲンティンクルーズライン』の子会社『ドリームクルーズ』が、台湾発のカジノ船の運航を再開し地元のカジノファンを中心に話題となっています。

今回、運航が再開されたカジノ船『エクスプローラードリーム』は、新型コロナウイルスの感染拡大が小休止した2020年7月から2021年5月の間にかけて、一時的に運航を再開していました。

その後、変異種による感染拡大が世界各地で確認されたことから、2度目の運航停止を余儀なくされます。しかし、そこから同社は感染対策を強化するなどして運航再開を目指し着々と準備を行った結果、今回の再開へと漕ぎ着けています。

なお、今回の運行は基隆から華灘へ2泊で「年越し」する旅程となりました。同社で台湾営業担当をつとめるサリー・リウ副社長は、「エクスプローラードリーム号が基隆から再び出航して、2022年の年明けを地平線上で迎えることができるという壮大なクルーズに、お客様をお連れできたことをうれしく思います。」と、クルーズが再開されたことの喜びを語りました。

この再開に際しては、運輸通信省と厚生省から予防措置と乗客乗員の健康管理に関するアドバイスを数ヶ月に渡って受け、必要な対策を講じてきました。乗客に対しても、乗船時にはワクチン接種と出発までの2日以内にPCRテストで証明された陰性結果の提示を求めることを決定。

こうしたコロナ対策について、サリー副社長は、「船には医師と看護師による専門医療チームが管理する最先端の24時間医療センターが設置され、さらには陰圧隔離病棟と、新たに6台を追加した合計8台のPCR検査機が完備されています。これにより、新型コロナウイルスを含む感染症をおよそ20分で正確に診断し、適切な処置を行うことが可能となっています」と、対策に自信を覗かせています。

ドリームクルーズを含むゲンティンクルーズラインでは、2021年12月22日にマレーシア発のクルーズと、香港発のクルーズをそれぞれ再開させており、今回の台湾発クルーズの再開が三例目となります。

オミクロン株が世界的にも流行をしていますが、感染症対策をしながらカジノ船の運航は続けられていく予定です。今後の情報に注目をしていきます。

【写真引用/参考】ドリームクルーズ