ゲンティン香港のカジノ船がマレーシアからの運行を再開

ランカウイやマラッカ海峡などを旅する毎週5回の往復航海

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『ゲンティン香港』が運営する『ゲンティンクルーズラインズ』は、新型コロナウイルスの感染拡大による影響を受け、これまで休止していたマレーシアからのカジノ船の運航を2021年12月22日から再開することを発表しました。国家安全委員会(NSC)から2021年12月22日付けで運航再開の承認を受けたことで、営業を再開できることになりました。

『ゲンティンクルーズラインズ』のプレスリリースで明らかとなったもので、同社の「スタークルーズ」(StarCruises)ブランドのカジノ船『スター・パイシス号』の運航再開を、マレーシア政府が正式許可したことを発表。運航再開は2021年12月22日から毎週5回、マレー半島のペナンから出航し、ランカウイやマラッカ海峡などを旅する往復航海となるそうです。これらの運行は、当面は1~2泊の予定となり長期滞在はできないことになるようです。

また、『ゲンティンクルーズラインズ』は新型コロナウイルスの対策として、再開時には定員の50%程度の乗客しか入れず、各種感染予防対策を講じるとしています。乗客と乗組員については、ワクチン接種を済ませた上で出発日にクルーズターミナルで行う搭乗テストで「陰性」であることを確認し、その証明書を持参して乗り込むという形を想定しています。

なお、予約は12月中旬から受付開始を予定しており、マレーシア国民のほか、長期滞在ビザを持っている外国人、さらにはマレーシア政府の求める検疫や待機時間を完了した上で、前出の搭乗テストに合格した外国人旅行客も利用可能となっているそうです。

日本では豪華客船の「ダイヤモンド・プリンセス号」内部で大量の新型コロナウイルス感染者を出したことで、連日大問題として報道されました。特に、長期で滞在をしてカジノなどを楽しむクルーズ船は運行ができない状況が続いていました。

新型コロナウイルスに関しては、オミクロン株も世界的に感染が拡大している中で予断を許さない状況が続いています。今回の『スター・パイシス号』の運行再開もいつまで続けることができるのか、注目が集まります。