現在、和歌山県と共にカジノを含むIRの誘致を進めているのが、『クレアベスト・ニーム・ベンチャーズ』です。
和歌山では住民説明会などが行われていますが、事業者として重要な役目となる『クレアベスト・ニーム・ベンチャーズ』の事をしっかりと理解している県民は少ないのではないでしょうか?
クレアベスト・ニーム・ベンチャーズとはどんな会社か?
この『クレアベスト・ニーム・ベンチャーズ』は、クレアベストグループに所属する企業となります。
クレアベストグループは、カナダのトロントに本社を置く未公開株投資運営会社(PEファンド)で、『クレアベスト・ニーム・ベンチャーズ株式会社』は2017年に設立された日本法人です。所在地は東京都品川区で、和歌山市内にも事務所を開設。現在、IRの実現を目指す和歌山の事業優先業者として活動を進めています。
『クレアベスト・ニーム・ベンチャーズ』は、基本的にはIRの開発や運営を専門的に手掛ける会社ではなく、事業計画に適した事業者を見つけて提携するなど資金面でサポートする投資運営会社です。和歌山の他にも北海道苫小牧市や長崎県佐世保市などでも誘致に名乗りを上げていました。
親会社であるクレアベストグループは、これまでにカナダ、アメリカ、チリでゲーミング事業をはじめ、エンターテインメントやアミューズメントなど、幅広い業界に事業投資を実施。南米大陸では20以上の開発計画に参加するなど、カジノや関連プロジェクトへの実績があります。 こうした実績をもとに、和歌山県のIR事業においても、その経験を生かした活動を重ねていくと期待されています。
県議会のIR対策特別委員会で代表が発言
2022年3月17日に行われた県議会のIR対策特別委員会では、『クレアベスト・ニーム・ベンチャーズ』から、代表のマリオ・ホー氏がオンラインで参加しました。
資金調達の詳細などを説明し、スイスの金融大手クレディ・スイスのもと、外資系の金融機関など4社が融資の基本合意書を提出していると説明しました。
ホー氏はこの会議で、「パンデミックは2年たち回復基調にある。オープン時に影響はほとんどない」と事業に関する自信をのぞかせました。
今後、県とともに「区域整備計画案」を提出し申請が通ればカジノ誘致が本格的に動き出します。そのときに、『クレアベスト・ニーム・ベンチャーズ』はしっかりと舵取りをすることができるのか?注目です。