大阪府・市では、候補地を「夢洲」に設定して、カジノを含む統合型リゾートの誘致計画を進めています。
「日本MGMリゾーツ」と「オリックス」を中心として設立した「大阪IR株式会社」がメインとなり計画を進め、大阪府と市が開業に向けた様々な調整を行っています。
現在は、市有地の賃料が「不当に安く違法」と抗議の声が出るなど、誘致計画について反対意見がではじめています。
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大阪・カジノを含むIR誘致、市有地の賃料が「不当に安く違法」として住民監査請求
大阪府・市がすすめているカジノを含む統合型リゾートの誘致計画について、候補地・夢洲の賃料が「不当に安く違法」だと住民監査請求が行われました。
政治団体「アップデートおおさか」が設立記者会見
そんな大阪では、任期満了に伴う「ダブル選」が2023年4月に行われる予定です。大阪府知事・市長のダブル選挙となり、2023年4月9日を投開票としています。
この選挙について、政治団体「アップデートおおさか」が設立記者会見を2023年2月8日に開催。「大阪維新の会」に対抗する活動方針などを正式に公表しました。※1
知事選には、大阪芸術大客員准教授の谷口真由美氏が出馬を表明。さらに、市長選には自民党市議の北野妙子氏が出馬することになります。
会見で谷口氏は「大阪が1ミリでも良くなったらいいという思いでチャレンジした」と発言。さらに、北野氏は同じく会見で、「大阪市を居心地のいい先進都市にしたい」と意気込みを明かしています。
両氏は、大阪府・市が進めているカジノを含む統合型リゾートの誘致計画に対しては、慎重な立場をとっています。誘致計画に対しては、有権者が判断材料の基準になる「情報開示」を公約に掲げると報道されています。※2
維新は、知事選には現職の「吉村代表」、さらに市長選には府議の横山英幸幹事長を擁立する予定です。
記者の一言メモ
カジノを含む統合型リゾートの誘致計画において、大阪府・市が大本命と言われています。その舵取り役として大阪維新の会が活躍中。今回の選挙で、「アップデートおおさか」にどれだけ票が集まるのか、注目です。