長崎県が、事業者に「カジノオーストリアインターナショナルジャパン」(CAIJ)を指名して進めているカジノを含む統合型リゾートの誘致計画。
ハウステンボスを候補地として、さまざまな調整が行われています。
長崎県民のカジノについての関心などを調査
その長崎県のカジノ誘致に関して、INTEGRATED RESORTS (www.integratedresorts.jp)が2022年8月に県内に住む750人を対象にオンライン調査を実施。カジノを含むIR事業について、県民の関心などを発表しました。
長崎県は、「人口減少の抑制」「雇用の創出」「新たな人の流れの創出」などを主な目的として、カジノを含むIRの誘致を進めています。
2031年度には、国内外からの利用者が約673万人と想定し、カジノ施設の利用者は約291万人を見込んでいると発表しています。
今回のアンケートでは、さまざまな項目で県民へ質問を行っています。
まず、「カジノ(海外)で遊んだことはありますか?」に関しては、はいが「22%」、いいえが「77%」となり、半数以上がカジノを体験していないことがわかりました。
「カジノ全般についての印象」には、「楽しい」、「リラックスする」という好印象なイメージと、「不正、詐欺」、「違法」、「中毒性」というマイナスイメージの両方が上げられています。
長崎のカジノが「地域にとって有益だと思いますか?」という質問には、はいが「17%」、いいえが「29%」、わからないが「53%」という結果となりました。
「長崎にカジノがオープンしたら、遊びに行きますか?」には、はいが「33%」、いいえが「67%」、さらに「オンラインでカジノゲームをプレイしたことがありますか?」には、はいが「11%」、いいえが「89%」となりました。
地元住民にきちんとした情報公開や周知が必要に
今回の調査では、長崎県ではオンラインも含めてカジノを体験したことがない県民が多く、誘致に関しては半数近い人が経済効果など不明だとしています。
また、長崎にカジノを含むIRがオープンした場合に遊びに行かない人が「67%」います。誘致計画はカジノだけでなく、さまざまな施設もオープンする予定だけに、きちんとした情報公開や周知が必要となりそうです。
データは「Wabi Sabi Interactive Ltd.」より