長崎県が、候補地を人気観光スポットの「ハウステンボス」として、カジノを含む統合型リゾートの誘致計画を進めています。事業者に「カジノオーストリアインターナショナルジャパン」（CAIJ）を指名し、2027年度の開業を目指してさまざまな調整を行っているところです。
アドバイザーを通して適宜情報を収集
ハウステンボスというすでに人気の施設を候補地にしていることもあり、長崎県だけでなく九州全体から期待をかけられている計画になっています。
そんな長崎県が進めている計画では、資金調達先としてスイスの金融大手「クレディスイス」が名乗りを上げています。このクレディスイスの経営状態が悪化したことで、県は2022年12月19日に特別委員会を開きました。この席で、クレディスイスの経営状態などが確認されたようです。
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長崎県のカジノを含むIRの誘致計画で、資金調達先の「クレディスイス」の状況を報告
国内でカジノを含む統合型リゾートの誘致計画を進めている大阪と長崎で、資金調達先の状況報告や委員会の新設などが話し合われました。
さらに、スイスの中央銀行がクレディスイスに対して、約7兆円の資金を供給することを表明。この問題に対して、長崎県の大石賢吾知事が記者会見で考えを示しました。大石知事は、クレディスイスの経営不安が広がっていることを説明しつつ、カジノを含む統合型リゾートの誘致計画については「影響を及ぼすものではない」と表明しています。
さらに大石知事は、IR事業者と連携して情報収集しているとして、「アドバイザーを通して適宜情報収集を行っています」とコメント。現時点では誘致計画に影響はないとしながらも、「引き続き動向はしっかりと注視していきたい」と発言しています。
クレディスイスは長崎県のカジノを含む統合型リゾートの誘致について、資金調達先の1つとして計画に組み込まれています。
記者の一言メモ
ここ最近では、あまりニュースのなかった長崎県のカジノを含む統合型リゾートの誘致計画。今後も、クレディスイスの動向に注目していく必要があります。
