海外旅行もしやすくなってきた中で、カジノ施設に遊びに行く人も増えるのではないでしょうか?そんな時に気になるのが、カジノを利用する際の「ドレスコード」です。
各施設によって基準が曖昧
「ドレスコード」というと聞きなれない人も多いかもしれません。わかりやすく言えば、「その場にふさわしい服装や身なり」についての決まりです。
たとえば、身近な例では冠婚葬祭があります。結婚式や葬儀などでは招待客がブラックスーツなどを着て参列しているのを見かけます。あれもひとつの「ドレスコード」というわけです。
さて、そんな「ドレスコード」にもいろいろな種類があります。格式あるものは正装とか礼装といわれますが、それもフォーマル(礼装または正装)、セミフォーマル(準礼装)、インフォーマル(略礼装)などに分けられます。
たとえばフォーマルなら男性は、朝や昼はモーニングコート、夜はタキシード、女性なら昼はアフタヌーンドレス、夜はイブニングドレスというふうに決まっています。
カジノに関していえば、よほど伝統ある厳格なカジノやVIPルームなど特別なエリアに入場する以外は、礼装から略礼装まで求められるケースはないでしょう。最近の傾向としては、カジノでのドレスコードはゆるやかになりつつあると言えるでしょう。
カジノではスマートカジュアルが主流に
近年では、カジノでのドレスコードとして一般的になりつつあるのが「スマートカジュアル」です。
これは礼装などのように厳密な規定はありませんが、カジュアルでありつつ相手や周囲への配慮が感じられる、精錬された服装と言ったところでしょうか。
具体的には、男性なら長袖のシャツにスラックスなどパンツスタイルのボトム、さらにジャケットなどの上着と靴はシューズタイプなどが基本です。色は白や黒、グレーなどのダーク系が無難です。アクセサリー類なども、派手過ぎない色やデザインが好ましいです。過度に目立つような色や柄、あまりに奇抜なデザインなどは避けるべきでしょう。
靴も革靴だけでなく、スポーツシューズのようなタイプでも落ち着いた色とデザインであれば問題ないでしょう。
女性なら、ブラウスとロングスカート、ワンピース、パンツセットアップなどで十分でしょう。露出は控えめにするのが無難です。靴はやはりシューズタイプであれば大丈夫です。ヒールの高い靴だけでなく、パンプスのようなものでもかまいません。アクセサリーは男性ほど厳しくはないようですが、やはり派手過ぎないほうがいいかもしれません。
また、男女ともに外見の印象も大切です。シワや型崩れがあまりにひどかったり、見るからに汚れが目立つような服や靴では、入場を断られる可能性があります。 間違っても「スマートカジュアル」を履き違えて、ビーチサンダルやTシャツに短パンなど、あまりにカジュアルすぎる服装は施設によっては入場を断られる場合もあるので注意が必要です。