アメリカ・ネブラスカ州にある「ウォーホース・ゲーミング・リンカーン」が、臨時カジノを正式オープンし早くも地元客で賑わいを見せています。
スロットマシンだけで400台以上も設置
今回オープンする「ウォーホース・ゲーミング・リンカーン」の臨時カジノは、ネブラスカ州の先住民族・ウィネベーゴ族が運営するホーチャンクによって設立・運営されています。
リンカーン競馬場内に開設されたもので、将来的にオープンし運営が計画されている「正式なカジノ」の前段階として、競馬場内のサラブレッドコースに臨時カジノが作られました。
臨時とは言いながらも、スロットマシンだけで400台以上も設置され、その設備の充実度は「仮設」というイメージからは懸け離れたレベルのもの。地元のカジノ好きも、こぞって遊びに来ているようです。
「ウォーホース・ゲーミング・リンカーン」の臨時カジノは、2020年に有権者による投票で設置が認可された一連のカジノ計画の一部です。
今後は、2億ドル規模の予算をかけて、カジノとホテルを備えたIR施設の建設を進める予定となっています。そのため、今回の臨時カジノは本格的な施設のオープンまでの試験的な運用となる見通しだとしています。
それでも、同州においては初と言える本格的なカジノとあって、地元の注目度は上々となっています。
オープン当日には行列ができる
オープン当日は、1時間以上前から駐車場で行列ができたそうです。その列は、オープン時間に近づくと、駐車場を過ぎたエリアにまで達したといいます。
こうした“想定外”の反響に、カジノ側は当初予定していた時間を前倒しする形で、施設をオープンしたそうです。
「ウォーホース・ゲーミング・リンカーン」の臨時カジノについて、ホーチャンクのCEOをつとめるランス・モーガン氏は「今回の臨時カジノという小さな出発点が、今後、当地に“新しい何かが起きる”という期待を抱かせているのでしょう」とコメントしています。
※画像は「ウォーホース・ゲーミング・リンカーン」公式HPより