フランスのニースはカンヌと並んで、世界的に有名な観光スポットです。第2次世界大戦前には、ヨーロッパ各地から王侯貴族が冬場に訪れる高級リゾートでした。戦後には広く一般にも開放されるようになり、現在では国内外から多くの観光客がやって来るフランス最大のリゾート地となっています。
ニースにある2つのカジノ施設
そんなニースの見どころのひとつが、海岸沿いの3.5キロにわたる大通り「プロムナード・デ・ザングレ」です。「イギリス人の遊歩道」という意味を持ち、在留イギリス人たちの出資によって整備されたためそう呼ばれるようになりました。高級ホテルや美術館、オペラ座などが並ぶ観光スポットです。
ニースには2つのカジノがあります。まず1つ目が、ハイアット系列の高級ホテル「ハイアット・リージェンシー・パレ・ドゥ・ラ・メディテラネ」に併設しているカジノです。プロムナード・デ・ザングレにあるホテルで、建造は1929年という歴史ある建物です。アール・デコ調の本館に加えて、9階建ての新館も建設されました。
カジノは1階にあります。ルーレットやブラックジャックなどの電子ゲームや、テキサスホールデムやブラックジャックといった伝統的なテーブルゲームも楽しむことができます。また、200台のスロットマシンを備えています。営業時間は10時からで、テーブルゲームは20時からのスタートです。施設内にはレストランやバーなども完備しています。
「カジノ・リュール」での遊び方やルールは?
パレ・ドゥ・ラ・メディテラネから海岸沿い東に150メートルほど進むと、ホテル「ル・メリディアン・ニース」があります。その1階に併設されているのが、バリエールグループが運営する「カジノ・リュール」です。
オーシャンビューのロケーションで、地中海の美しい光景を眺めながらゲームを楽しむことができます。ルーレットやブラックジャック、テキサスホールデムなどのテーブルゲームと、50台のスロットマシンで構成されています。営業時間は9時からで、テーブルゲームは11時からとなっています。やや小さめのカジノで、地元の人も多く利用しているようです。
かつては上流階級の人ばかりが集まるセレブな観光地だったニースも、現在は手ごろなホテルや気楽に利用できるレストランなどが数多くあります。
レストランと言えば、ニース料理は正統派フレンチとは少し変わっています。地中海沿岸ということから、イタリアンの影響も受けていて、素材を生かしたシンプルな味付けが特徴です。
※画像は「カジノ・リュール」公式HPより
フランス ニースとは
ニースはフランス南東部、地中海沿岸に位置する美しいリゾート都市で、コート・ダジュール(フレンチ・リヴィエラ)の中心地です。
温暖な気候と美しいビーチで知られ、多くの観光客が訪れます。プロムナード・デ・ザングレという海岸沿いの散歩道は、象徴的な観光スポットです。
旧市街にはカラフルな建物が並び、マーケットやカフェが賑わっています。
また、美術館やギャラリーが充実しており、豊かな歴史と文化、美しい自然が融合したニースは、リラックスと文化体験の両方が楽しめる魅力的な都市です。