スペイン南端はジブラルタル海峡に面していて、その向こうにはアフリカ大陸があります。そのアフリカ大陸にもスペイン領があり、港町・アルヘシラスから高速船に乗り海峡を1時間ほどわたるとアフリカ大陸北端の街「セウタ」に到着します。船便のほかヘリコプター利用の空路もあります。
モロッコと国境を接するこの街は、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、ヒンドゥー教の4つの文化が交差する土地で、海峡の向こう側とはまた違った雰囲気が体験できます。
「グランカジノ・デ・セウタ」の遊び方やルールは?
そんなセウタ市街地のすぐ近く、海に面したマリティモ・デル・メディテラネオ公園にあるのが、カジノ施設「グランカジノ・デ・セウタ」です。
フェリーのターミナルから徒歩15分、ヘリポートからは徒歩7分ほどの場所にあります。レジャー産業を手がける「ルキア・ゲーミング・グループ」が運営するカジノで、同社はスペイン国内だけでなく、クロアチアなどでカジノやホテル、レストランなどを展開しています。
遊べるゲーム内容は、アメリカンルーレットやブラックジャック、テキサスホールデムポーカーなどテーブルゲームと、各種スロットマシンが設置されています。
営業時間は、スロットマシンが12時から、テーブルゲームが20時からとなっています。クローズは月曜日~木曜日までが翌2時、金曜日と土曜日が翌4時です。
年齢制限は18歳以上で、パスポートチェックがあるので必ず携帯しましょう。ドレスコードは緩やかですが、スポーツウェアや水着、ビーチサンダルなどでは入場できません。スマートカジュアルなら大丈夫です。
関連記事
カジノで遊ぶ際に気になる「ドレスコード」のルール
カジノにおけるドレスコードについて、簡単に説明します。
公式サイトからは、「無料招待券」がダウンロードできるので、プリントアウトして持参するようにしましょう。
施設内には、カクテルバーやイベントホールなども完備。イベントホールは会議や商品ブレゼンなどのビジネスユースのほか、ブライベートなパーティや会合などにも利用できます。
セウタの街はとても古く、歴史を感じさせるものが多く残っています。市街地にあるランドマーク的な建物であるドラゴンの館は、1905年に当時の市長によって建てられたものです。また、現在残る街並みは15世紀頃に作られました。
さらに、街の入り口にある城塞は、西暦40年に古代ローマ帝国によって築かれたものと言われています。セウタは小さな街なので、1日あれば主要スポットは回ることができるでしょう。
記者の一言メモ
「グランカジノ・デ・セウタ」は、色々な文化が入り交じる土地にあるカジノです。カジノ以外にも、観光を楽しむことができます。
【参照】【画像】「グランカジノ・デ・セウタ」公式
スペイン セウタとは
セウタは、スペインの自治都市で、北アフリカの地中海沿岸に位置しています。ジブラルタル海峡のすぐ東にあり、モロッコと国境を接する位置にあります。セウタは、スペインの飛び地であり、ヨーロッパの領土としてアフリカ大陸にある特殊な地理的状況を持つ都市です。
セウタは、古代ローマ時代から重要な貿易拠点として栄え、後にアラブ人、ポルトガル人、そしてスペイン人によって支配。そのため、イスラム、キリスト教、そしてユダヤ教の文化が共存する多文化の街としても知られています。
観光地としては、セウタ大聖堂や美しいビーチなどがあり、特に歴史的な遺跡や港周辺の散策が人気です。