MGMリゾーツがカジノ施設「ニューヨーク・ニューヨーク・ホテル・カジノ」を改修へ

ラスベガスの老舗として人気が高い施設で有名に

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この記事の概要

MGMリゾーツ・インターナショナルが、ラスベガスで運営する老舗カジノ施設「ニューヨーク・ニューヨーク・ラスベガス」の大規模な改修作業を行うと発表しています。

アメリカを拠点とするカジノIR大手「MGMリゾーツ・インターナショナル」が、ラスベガスの人気カジノ施設「ニューヨーク・ニューヨーク・ラスベガス」の改装計画を発表しています。

系列のカジノ施設も改修か?

同施設の改装計画は、2022年5月に「ニューヨーク・ニューヨーク・ラスベガス」の社長兼最高執行責任者をつとめるマイケル・ノイベッカー氏が、「顧客らからの声を元に着手した」とプレスリリース上で明らかにしていました。

この発表後、同社では第一段階として、スタンダードルームとプレミアルームの一部について2022年10月末までの間に、可動式の作業台やUSB/USB-C用の電源コンセント、さらには追加の棚やクローゼットの設置などを行うことを発表。また、全体的な改修作業としては、2023年の夏頃までの完了を予定しているといいます。

現在のところ改修に関して詳細は定かでない点も多々ありますが、同社がメディアからの取材などで明かしたところによれば「鮮やかかつフレッシュなデザインを施し、アメニティを含めて客室をグレードアップし、世界各国から集うすべての旅行者にとって、より一層魅力的なものにする」としています。

約5万1765平方フィートの広大なカジノを含め、18エーカーほどの開発エリアで「タクシーイエロー」「ビッグアップルレッド」といった色を使い、ニューヨーク風の装飾などを施す模様です。

しかもその改装範囲は「ニューヨーク・ニューヨーク・ホテル・カジノ」そのものに留まらず、隣接しているカジノ施設「エクスカリバー ホテル アンド カジノ」や「ベラージオ・ホテル&カジノ」、「ルクソール・ラスベガス」、さらには総本山ともいえる「MGMグランド・ラスベガス」などの系列施設にも及ぶと見られています。

1年間におよそ6300万ドルの巨費を投じる予定

「HVSデザイン」とMGMリゾーツ・インターナショナル・デザイングループが共同で手がけ、1年間におよそ6300万ドルの巨費を投じる形で行われるという一連の改修計画。

前出のノイベッカー氏は、「スイートを含む客室の改装を行うことは、リゾート全体をいつでも鮮度の高い状態にし、お客様に対して新鮮な魅力を提供するために必要なステップであると考えています。ビジネス・観光問わず、すべてのお客様に、新しい客室とラスベガスならではの興奮を満喫して頂きながら、モダンで洗練された余暇を提供できることを、私たちは目指していきたいと考えています」とコメントしています。

※画像は「ニューヨーク・ニューヨーク・ラスベガス」公式HPより