カジノを含むIR運営・開発の大手ウィン・リゾーツは、アナリストや投資家らと行った第3四半期決算電話会議の中で、かねてより同社がアラブ首長国連邦(UAE)のラアス・アル=ハイマのアル・マルジャン島に建設を計画している施設について、最新の情報を発表したことが明らかとなりました。
旗艦施設となるカジノ「ウィン・ラス・ベガス」を超える
これは、電話会議で明かされた内容を受け、複数のカジノ業界紙などが報じているものです。
それらによると、ウィン・リゾーツのCEOをつとめるクレイグ・ビリングス氏は、同会議の中で来年の早い時期にアル・マルジャン島のIR計画について公式に発表する見通しであるとしています。
その計画の中には、長きに渡って同国で禁止されていたカジノも含まれていることを語ったと言われています。
また、同会議ではドイツ銀行のアナリストからの質問に応じる形で、「ある程度の期間、我々は独自にこの施設を運営する予定となっていますが、規模としては、『ウィン・ラス・ベガス』よりもやや大きなものとなるのではないでしょうか」とコメント。
同社の旗艦施設となるカジノ「ウィン・ラス・ベガス」を超えるものになる可能性を示唆したそうです。
開発がうまく行けばしばらくはウィン・リゾーツが独占
また、2022年初めに一部が明らかとなったこの開発計画については、ウィン・リゾーツが単独で進めるのではなく、地元の大手開発会社である「RAKホスピタリティホールディング」との提携によって進める見通しだとしています。
アナリストによる分析では、およそ20億ドル(2780億円)の事業規模で、ウィン・リゾーツは1/3程度の出資比率になると推測されているそうです。
なお、アル・マルジャン島では、開発がうまく行けばしばらくはウィン・リゾーツが独占的にカジノを含むIRの運営を行える状態になる可能性も充分にあると見られているそうです。
※画像は「ウィン・リゾーツ」公式HPより