アメリカ・ペンシルベニア州ピッツバーグのカジノ「リバーズ・カジノ・ピッツバーグ」で、ポーカーの「不運な負け」で発生するバットビートジャックポットが約120万ドル(約1億6000万円)分ヒットし、ルールに基づきプレイヤーたちで分配するひと幕がありました。
ゲームで負けたのに49万708ドル(約6700万円)の賞金
これは、同カジノがプレスリリースやTwitterで発表したものです。
🤑 THE $1,226,765.80 RECORD-BREAKING BAD BEAT JUST HIT! 🤑 #RiversCasinoPittsburgh #BadBeat
— Rivers Casino Pittsburgh (@WinBigRivers) August 25, 2022
Gambling problem? Call 1-800-Gambler pic.twitter.com/qzu89GnH2p
この日、「リバーズ・カジノ・ピッツバーグ」を訪れていたウェストバージニア州ハットンズビル在住のベンジャミン・フラナガンさんは、テキサスホールデムポーカーをプレイ。
その際、フラガナンさんは4枚のエースを持っており、当然のごとく勝利すると思われましたが、別のプレイヤーがロイヤルフラッシュで勝利してしまいました。
フラナガンさんにとってはあまりに「不運な敗北」となったかに見えたものの、実はこの敗北が総額12万26765.80ドルの「バッドビートジャックポット」を生み、彼は敗北したにもかかわらず、賞金から49万708ドル(約6700万円)を手にすることとなりました。
カジノ側の説明によると「バットビートジャックポット」は、勝利が確実と思われるような良いハンドでありながら、さらに良いハンドのプレイヤーが居合わせ、滅多にない確率で不運にも負けた場合に発動するものだとしています。
ローカルルールがあるため一概には言えないものの、敗北したプレイヤーが賞金全体の40~50%を受け取り、勝利したプレイヤーが30%程度、さらにその残りを同席していた他のプレイヤーで均等割りするというユニークなシステムです。
「リバーズ・カジノ・ピッツバーグ」では「不運にも負けたプレイヤー」が40%
「リバーズ・カジノ・ピッツバーグ」の場合は、フラナガンさんのように「不運にも負けたプレイヤー」が40%、フラナガンさんに勝ったプレイヤーが30%、さらに同じテーブルでプレイしていた他のプレイヤーたちが均等割りで残りの賞金を獲得するルールとなっています。
今回のケースでは、フラナガンさんにロイヤルフラッシュで勝ったレイモンド・ボーダーセンさんが36万8029ドル(約5000万円)、同じテーブルについていた6人のプレイヤーが6万1338ドル(約840万円)ずつ受け取ったそうです。
なお、発生した賞金の約120万ドルは、アメリカの「バットビートジャックポット」における賞金としては史上最高額となりました。
※画像は「リバーズ・カジノ・ピッツバーグ」公式Twitterより