ベトナムにある人気の観光地・ダラット市で、カジノの新設案を盛り込んだ開発プロジェクトが行政主導で進められていることが明らかとなりました。
外国人観光客を対象としたカジノを新たにオープンへ
これは、ダラット市の人民委員会からの発表などを受け、現地の複数メディアが報じているものです。
それらによると、同市の人民委員会は夜間経済の開発促進に重点を置いた試験的な試みに関する計画を発表。この計画は、観光・ショッピング・各種エンターテインメントを軸として、革新的でユニークな内容を盛り込み観光地として活性化を目指していくとしています。
計画では新たなカジノ建設のプランもあり、ダラット市は中央政府に対し提案書を出して承認を求めるとしています。
ダラット市はラムドン省の中央高原地帯に位置し、年間で約150万人の観光客が訪れる人気スポットです。このうち、約30万人が外国人観光客といわれています。※1
そのため、外国人観光客を対象としたカジノを、新たにオープンさせることができれば経済効果は計り知れないといえます。なお、カジノ新設については未知数であるとはいえ、前出の経済開発計画は今後7年間で段階的に行われることが予定されています。
その初期段階において、新たな観光の目玉とされる「水上音楽公園」や、観光客の大きな需要が見込める全長2952フィートもの広大な飲食店エリアの建設が計画されています。さらに、歩行者天国の実施や、大規模な複合施設の建設も予定されています。
こうした計画について、ダラット市人民委員会の副委員長をつとめるグエン・ヴァン・ソン氏は、「ショッピングはもちろん、夜間のエンターテインメントを含めて地域における経済が発展するよう促し、新しい観光モデルの実現と発展を目指したい」とコメントしています。
記者の一言メモ
アジアでも、各国で次々とカジノの建設が進められています。競争に負けないように、日本でも早くカジノを含む統合型リゾートの開業が期待されるところです。
【参照】※1:Casino.org「Vietnam’s ‘Valley of Love’ Seeking Approval to Build Casino」