アメリカ・ネバダ州ラスベガスにあるカジノ施設「リゾート・ワールド・ラスベガス」は、2022年12月1日にサイトラインとの提携によって、最先端のキャッシュレスシステムを導入したことを発表しました。
世界中のどこからでも入出金や登録、確認ができる
これは、「リゾート・ワールド・ラスベガス」が同日付のプレスリリースで明らかにしたものです。
今回、サイトラインとの提携で導入されたのは最先端となる第2世代のキャッシュレスシステムで、主にロイヤリティ付与や決済のための遠隔本人登録および認証、生態認証、デジタルウォレットに使えます。
このシステムを導入することによって、既存客の利便性・安全性の向上はもちろんのこと、さらなる顧客の獲得・拡大にも期待を寄せているとのことです。
なお、システムに含まれる機能のうち、リモート認証を導入すると世界中のどこからでも入出金や登録、確認などができるようになります、カジノ側・顧客側にとっても、プレイの際に必要な時間や手間が大幅に削減できるとしています。
今回の導入に際し、率先してネバダ州の賭博管理委員会に請願を出したというサイトラインの共同CEOをつとめるオメル・サッター氏は、「その先見性はもちろんのこと、最高のプレイ体験をもたらすための取り組みに対する真摯さ、業界全体をさらに次の時代へと牽引する力という意味で、『リゾート・ワールド・ラスベガス』の決断に、我々は拍手を送りたいと思います」とコメントしています。
なお、今回の導入に先駆ける形で「リゾート・ワールド・ラスベガス」では、2021年6月にスロットマシンとテーブルゲーム、さらには小売店や各種エンターテインメントなどでの支払いについてモバイルデバイスを使う形での決済を導入。
ラスベガス・ストリップにあるカジノ施設としては初めてのことになり、革新的な試みが、当時は大きな話題となっていました。今後も、ラスベガスを中心に、カジノ施設で最先端の技術が導入されていきそうです。
※画像は「リゾート・ワールド・ラスベガス」公式HPより