カジノ施設の開発、運営をする「サントラスト・リゾート」は2023年3月28日に、フィリピン・マニラにオープンを計画している「サントラスト・カジノ・ホテル」の建設が順調に進み、2024年には開業できる見通しとなったことを公表しました。
「ウエストサイド・シティ計画」の一部として建設が進められている
これは、サントラスト・リゾートが同日付で出した年次報告書の中で明らかとなったもので、現地メディアなどが報じています。
現在、ウエストサイド・シティ・リゾート・ワールドとトラベラーズ・インターナショナル・ホテル・グループが進める「ウエストサイド・シティ計画」の一部として建設が進められている「サントラスト・カジノ・ホテル」。香港拠点のレット・グループ・ホールディングスに委託する形で建設が進んでおり、このまま計画通りに進めば2024年に完成し同年中にオープンできる可能性が高いといいます。
The controlling shareholder of Philippine Stock Exchange-listed Suntrust Resort Holdings, LET Group Holdings, has confirmed that there is no delay with its Manila hotel and casino project, scheduled to open in 2024.
— Asia Gaming Brief (@agbrief) March 29, 2023
なお、サントラスト・リゾートによると、現時点において、建設や開業の遅れが生じるような要素や問題などはないそうで早くも地元紙など複数のメディアが「2024年に新しいカジノホテルがオープンする」と確定的なニュアンスで報じています。
完成すれば全460室の5つ星ホテルになるという「サントラスト・カジノ・ホテル」は、市場の動向を反映する形で大衆層やVIP層など様々なタイプの客に柔軟に対応できるよう設計されています。
カジノフロアについても、約400台のゲーム用テーブルに加え、1200台のスロットマシンを設置するなど充実したものになる見通しです。
なお、今回の年次報告書によると、完成・開業するまでに、プロジェクト全体で約1320億円もの巨費が必要となると推測されています。サントラスト・リゾートは、「サントラスト・カジノ・ホテル」のプロジェクトに、すでに150億円の資金を投じているそうです。
記者の一言メモ
カジノ業界が好景気に沸いているアメリカだけでなく、世界中で新しい施設が誕生しています。今後は、さらにカジノ旅行に出かける人が多くなりそうです。