カジノ大国・マカオが、香港間のフェリーサービスを再開

第一段階は大手2社で1日10往復程度の見通し

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マカオが香港間のフェリーサービスを再開

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この記事の概要

新型コロナウイルスの感染拡大などで中断していた香港とマカオの二点間におけるフェリー運航を、2023年1月8日から順次再開すると発表しました。

マカオの海運を管理する「マカオ海水局」は、コロナ禍によって運航を一時見合わせていたマカオと香港間のフェリーサービスを、順次再開すると発表しました。

2023年1月8日から順次再開

これは、同局が発表したもので、現地メディアを中心に報道されたことで広まりました。

新型コロナウイルスの感染拡大を考慮する形で中断していた、マカオと香港の二点間におけるフェリー運航。2023年1月8日から順次再開がはじまっています。

先陣を切る形で、ターボジェットとコタイ・ウォーター・ジェットの2社が、香港の上環フェリーターミナルとマカオ国際空港近くのタイパ海上旅客ターミナルを結ぶ航路について、日中の運航を再開するとのことです。

第一段階として、両社は合計で1日あたり10往復程度、その後はコロナ感染者の数などを見ながら乗客数をリアルタイムで調整し増便して行く予定です。

すでに海水局では、これらフェリー会社と連携する形で試験航行を実施し、さらにはフェリーターミナルの点検などの準備を済ませているとしています。

今回の正式決定は、マカオ当局が中国本土や香港・台湾からの観光客に対するコロナ検査要件を取りやめ、渡航制限そのものについても大半を緩和することが発表されたことを受けてのものだと予想されています。

こうした決定を受け、前出の2社はそれぞれプレスリリースでフェリー便の運航再開を発表。

コタイ・ウォーター・ジェットは1日あたり3往復程度、ターボジェットは8往復程度を目安に再開する計画があるとしています。

海水局が発表した内容と同じく、今後は感染状況などを慎重に見極めつつ、乗客数や運航数などを調整していくとしています。これによって、マカオの主要産業であるカジノの復活が期待されています。