マカオの2022年6月「月次カジノ売上」が前月から25.9%減

新型コロナウイルスの影響で落ち込むカジノの売上

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マカオの最新「月次カジノ売上」発表

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この記事の概要

マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)から最新となる2022年6月の「月次カジノ売上」が発表されました。

世界一と言われるカジノにおける売上をほこるマカオ。毎月、マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)から発表される「月次カジノ売上」が注目されています。

前年同月比でマイナスとなるのは4ヶ月連続

2022年7月1日に最新となる2022年6月の売上が発表され、前年同月からは62.1%減となる24.77億パタカ(約413億円)となり、前月からも25.9%減となることが発表されました。

前年同月比でマイナスとなるのは4ヶ月連続で、2020年9月以降で最低の売上となりました。

現在マカオでは、新型コロナウイルスの市中感染が確認され、約68万人の住民に対して3回目となる集団検査を行うなど混乱が続いています。

新型コロナパニックは2022年6月18日頃から続いていて、カジノ施設は営業を続けているものの売上が急減している状況となっています。現在流行している新型コロナウイルスはオミクロン変異株派生型「BA.5」と言われ、感染力も強くいぜんとして収束に向かっていません。 また、中国本土での新型コロナウイルスの再流行も深刻となり、水際措置の強化や移動制限が出るなど緊急事態となっています。マカオへの中国本土からの旅行客も減りカジノの売上に影響が出ています。

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2022年6月のカジノにおける平均売上は前月比で約23%の減となる0.83億パタカ(約13.9億円)となっています。

マカオ政府の想定売上でも半年を経て進捗率は20%

マカオ政府が予定していた2022年度のカジノによる売上に対しても、半分となる6月を迎えても進捗率は20%程度となり、新型コロナウイルスからの回復が遠い道のりになってしまっています。

このまま新型コロナウイルスの市中感染が収束しなければ、2022年7月の売上はさらに落ち込む可能性もあり予断を許さない状況となっています。

【2022年のマカオにおけるカジノ売上】

1月=約915億円

2月=約1106億円

3月=約556億円

4月=約429億円

5月=約536億円

6月=約413億円

【参考】マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)