マカオの2022年5月「月次カジノ売上」が前年同月から68%のマイナス

最新のデータでは33.41億パタカ(約536億円)

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2022年6月1日にマカオにおけるカジノ売上の最新データが発表されました。詳細をお伝えします。

世界ナンバーワンと言われるカジノにおける売上があるマカオ。毎月、マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)から発表される「月次カジノ売上」が注目されています。

前月からは24.8%増加

2022年6月1日に発表された2022年5月のデータでは、33.41億パタカ(約536億円)だったことがわかりました。この売上は、前年の同月から比べると約68%減少し、前月からは24.8%増加した数字となります。

前年同月からは3ヶ月連続でのマイナスとなり、今年に入って前年を上回ったのは2022年2月だけ。依然としてマカオでのカジノ売上が復活していないことになりました。

これは、中国本土において新型コロナウイルスが再流行していることが原因となっています。

マカオと中国の間では条件付きながら隔離検疫免除の上で往来が再開されていますが、水際措置なども度々行われ旅行者が激減。他国からのインバウンド旅行客も復活していない中で、中国本土から客が来ないことは大ダメージとなりました。

5月は31日まであったことを踏まえると、前月から比べても寂しい数字となっています。

2022年5月の1日あたりの平均売上は、約1.08億パタカとなり、前月から約21%も減少しています。

アメリカを中心に世界各地でカジノによる売上が回復してきている中で、2022年に入ってからマカオでは前年比で約44.0%減と厳しい数字が続いています。

上海市で2ヵ月以上続いていたロックダウンが事実上の解除

中国では、上海市で2ヵ月以上続いていたロックダウンが事実上の解除となったこともあり、マカオにも徐々に客が戻る気配はあります。

ただ、中国は人口が多いだけにまたいつ新型コロナウイルスの再流行が起きるか予断は許さない状況です。 はたして、世界一を誇ったマカオのカジノ売上が回復する日がいつになるのか?注目していきます。

【2022年のマカオにおけるカジノ売上】

1月=約915億円

2月=約1106億円

3月=約556億円

4月=約429億円

5月=約536億円

【参考】マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)