マカオの2022年11月「月次カジノ売上」は前月より200億円近く減少

前年同月比では56%減となり厳しい状況が続く

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マカオの2022年11月「月次カジノ売上」を公開

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マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)が毎月発表する「月次カジノ売上」が公開され、2022年11月はカジノ総収入が約30億パタカ(約510億円)となりました。

世界的に有名なカジノ施設が多く営業しているマカオ。マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)から毎月発表される「月次カジノ売上」が、世界中のカジノ関係者の間で話題となっています。

総収入は約30億パタカ(約510億円)

2022年12月1日に公開された最新データでは、2022年11月度のカジノ総収入は約30億パタカ(約510億円)となりました。前月の約715億円からは200億円近く少ない数値となり、前年同月比では56%の減少となっています。

これで、現時点での2022年度の収入は約6654億円となり、マカオ政府が目指している1300億パタカ(約2兆2000億円)には、大幅に届かない数値となりそうです。このままだと、2022年の売上は、過去最低記録を更新する事になりそうです。

少しずつ回復の兆しを見せていただけに、冬を迎えてまた新型コロナウイルスが流行すれば厳しい状況になることは間違い無さそうです。

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2022年11月1日に、マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)から最新の「月次カジノ売上」が発表されました。

マカオの2022年10月「月次カジノ売上」

ちなみに、コロナ禍前の2019年の同期間では約2700億(約4兆6000億円)となっているだけに、新型コロナウイルスによってマカオのカジノ市場が壊滅的な状況になっていることがよくわかります。

マカオでは、2022年6月18日に「オミクロンBA.5」の市中感染が確認された騒動をはじめ、その後も新型コロナウイルスに翻弄されてきました。

さらに、2022年10月26日ころから、市中で新型コロナ陽性者の確認が相次ぐ事態に。マカオのコタイ地区でMGMチャイナが運営するカジノ利用者や従業員から、新型コロナウイルスの感染者が出たと発表されました。

主要カジノの一時封鎖などが行われ、マカオにいる70万人の住民には2022年11月1日までにウイルス検査を受けるよう要請が出ました。

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【2022年のマカオにおけるカジノ売上】
1月=約1115億円
2月=約1406億円
3月=約556億円
4月=約429億円
5月=約536億円
6月=約413億円
7月=約64億円
8月=約380億円
9月=約530億円
10月=約715億円
11月=約510億円
【参考】マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)