アメリカ・ネバダ州ノースラスベガスのカジノ施設「ラッキークラブカジノ」は改装工事を開始しました。さらに同施設を改称し、「オホス・ロコス・スポーツカンティーナ&カジノ」としてリブランディングすることを発表しました。
ラテン系の人々を強く意識したカジノに
これは、運営元の「ジェフベット」が出したプレスリリースで明らかとなったものです。
今回の改装・改称プロジェクトは、単に「ラッキークラブカジノ」を改修し、「オホス・ロコス・スポーツカンティーナ&カジノ」として再出発するだけでなく、地元であるネバダ州に暮らすラテン系の人々を強く意識し、彼らに向けて積極的にサービスを提供していくものとなります。
起工式に参加した、フィフス・ストリート・ゲーミングCEOのセス・ショール氏は、「もともとネバダ州民の28%、米国全体としても18%がラテン系の人々であると言われています。この『オホス・ロコス・スポーツカンティーナ&カジノ』は、そうした人々に向けて初めて本格的にサービスを行う場所になる予定です」とコメントしています。
地元では概ね好意的に捉えられている
こうした改装・改称の“狙い”について、地元では概ね好意的に捉えているようです。
ノースラスベガス市長をつとめるジョン・ジェイ・リー氏は、「新カジノはこの地域にとってとても良い存在になっていくでしょう」と前置きした上で、「この街の住民の多くはラテン系です。私は、カジノが彼らを意識してリニューアルし、本格的にサービスを提供することに感激を禁じえません。新カジノが我々のコミュニティにとって素晴らしい場所となることを大いに期待しています」と、喜びを交えつつスピーチしています。
なお、実際にリニューアル工事が完了し、オープンした場合は「ラッキークラブカジノ」時代にあまり利用のなかったといわれるラテン系の人々に対して、雇用創出にも繋がることが期待されています。