アメリカミシガン州のフェリス州立大学は、eスポーツ分野の新しい学位プログラムを理事会で承認し、学生たちに提供することを発表しました。
これはフェリス州立大学のプレスリリースで明かされたもので、このプログラムは完全にオンラインでの提供となります。
学生たちはeスポーツ制作におけるプロとなるべく、動画や音声の制作、ユーザーインターフェイスの設計や、ライブストリーミングなどのデジタルメディアスキルといった専門性の高い知識や技術を学ぶほか、これらを使ったeスポーツビジネスについても学ぶことができるといいます。
こうした新しい分野での学位プログラムの創設について、同大で学務担当副学長をつとめるボビー・フライシュマン氏は、eスポーツ市場が急成長産業として台頭していることを指摘した上で、「この学位プログラムは、本学で建設を計画している仮想学習センターとの相性もよく、また、他大学の学生との競争において、本学の学生にとってのアドバンテージとなり得るものだと考えています」とコメント。
また、通学を必要とせずオンラインで提供することで、同州のみならず全国の多くの学生たちが受講することに期待を寄せています。
なお、このeスポーツ分野の学位プログラムでは、2022年秋からの1年間に約20人の学生を受け入れ、3年目までに60人の学生がプログラムに登録することを計画しているそうです。
日本でもeスポーツに関するイベントや企画が多く行われ本格的なブームとなりはじめ、eスポーツイベントの運営を行う予定の「カジノジャパン」も設立されています。
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今後、日本でもeスポーツに関する仕事が多くなることが予想されます。今回のフェリス州立大学の取り組みは、日本の大学にも大きな刺激となりそうです。
※写真は「フェリス州立大学」公式HPより引用