アメリカ・ネバダ州ヘンダーソンにあるカジノ施設「エメラルド・アイランド・カジノ」が、2023年5月23日にオープン20周年を迎えることを記念して盛大な式典を開催しました。
Celebrating two decades of huge wins, lots of laughter, and unforgettable memories. Here’s to another 20 amazing years! 🥂 pic.twitter.com/C25mTsHbF1
— Emerald Island (@EICasino) May 20, 2023
2003年5月23日にオープンした「エメラルド・アイランド・カジノ」
2001年に「ポット・オゴールド・カジノ」を買収し成功したティム・ブルックス＆マイク・ブルックスのブルックス兄弟が、2つ目の施設に白羽の矢を立てたのがヘンダーソンのダウンタウン、ウォーター・ストリート地区にあった「閉鎖された元カジノ施設」でした。
彼らは、200万ドル（約2億4000万円）を投じてこの施設を手に入れると、建物を改修する形で新カジノとしてオープンします。それが、現在の「エメラルド・アイランド・カジノ」の原型となりました。当時、ウォーター・ストリート地区を含むヘンダーソンのダウンタウンエリアは、閑静な雰囲気の漂う地域でしたが、その後に時代の変遷と共に急成長します。社会の良い流れに乗る形で、「エメラルド・アイランド・カジノ」も目覚しい成長を遂げていきました。
もともと、物件を手に入れた時点では「建物のドアを開けたときに、弟と私は、本当にこれからやっていけるだろうか、食い扶持はどうやって稼いでいくのだろうかと思案したぐらいです」と、ティム・ブルックス氏が語るように、建物は廃墟同然だったそうです。
そんな施設を、エリアで随一のカジノ施設へと成長させたブルックス兄弟。その過程で、多くの地元雇用を創出するなど、地域経済へ大きな貢献をしてきました。いつしか「エメラルド・アイランド・カジノ」は、地域社会から愛され親しまれるカジノへと姿を変え現在も人気をほこっています。
こうした経緯から、2023年5月20日に行われた記念式典には約3000人が参加。改めて同カジノが、地域における象徴であることを示した形となったようです。
記者の一言メモ
ギャンブルのイメージが強いカジノですが、アメリカやヨーロッパでは地域社会に無くてはならない存在の施設も多くあります。日本でカジノを開業する際には、こういった地域住民と良好な関係を築くカジノを参考にするべきでしょう。
【参照】NEWS3「Emerald Island Casino celebrates 20 years of business, expansion planned」
※画像は「エメラルド・アイランド・カジノ」公式Twitterより
