カジノを含む統合型リゾート(IR)開発、運営大手の「ウィン・リゾーツ」は、2023年3月23日にドバイで計画している「ウィン・リゾートブランド」の新リゾート建設について、地元企業に委託する形で進め、2027年のオープンを目指していることを明かしました。
人工島群・アルマルジャン島に建設を予定
これは、ウィン・リゾーツが同日付で出したプレスリリースで明らかとなったものです。
Wynn Resorts, UAE’s home to its first casino has named its main contractor to undertake the works on the ground-breaking Marjan Island property in Ras Al Khaimah – ALEC. Find out more: https://t.co/TBTUCCvRBR
— ArabianBusiness.com (@ArabianBusiness) March 22, 2023
同社がアラブ首長国連邦のラスアルハイマ首長国、アルジャジーラ・アルハムラにある人工島群・アルマルジャン島に建設を予定している「ウィン・リゾートブランド」の新施設について、その建設業務をドバイ拠点の企業である「アレック・エンジニアリング・アンド・コントラクト」に委託する形で進めることが内定。基礎工事部分については、ドイツ拠点のバウアー・インターナショナルに委託し、すでに初期の建設作業がスタートしているといいます。
もともと同リゾートの開発にあたり、ウィン・リゾーツは地元企業との提携により進めることを表明していました。2022年1月時点では、開発業者のマルジャン・プロパティーズや、ホテル・レジャー系事業を手がけるRAKホスピタリティホールディングと提携。これらの地元企業と共にプロジェクトを進めてきました。
また、ウィン・リゾーツは地元企業を軸として開発を進める形をとり、運営部分については同社が担うことを予定しています。現時点では、2027年にオープンすることを目指しているといいます。
計画通りに無事完成すれば、最先端の機材をそろえた豪華なカジノと1000室以上のホテルに加え、高級ショッピングモールや会議・コンベンション会場なども併設された巨大リゾート施設が誕生する見通しです。
新型コロナウイルスの世界的な影響が薄れている中で、ウィン・リゾーツが仕掛ける大型施設として世界中のカジノ関係者から注目を集めています。
記者の一言メモ
世界中のセレブが集まるドバイで、ウィン・リゾーツがプロデュースするカジノを含む統合型リゾートが完成しそうです。注目度の高い施設となるので、今後の進捗が気になるところです。
【参照】WORLD CASINO「Dubai-Based Contractor to Construct Wynn’s UAE Resort Set to Open in 2027」