スイスとフランスにまたがる三日月の形をしたレマン湖は観光地として有名で、なかでも東の湖岸にある街・モントルーは、高級リゾート地として世界中から観光客が訪れます。
そのレマン湖を一望する湖岸には、スイス国内で大きな規模を誇るカジノ施設『カジノ・バリエール・ドゥ・モントルー』が長きにわたり営業を続けています。
今回は、『カジノ・バリエール・ドゥ・モントルー』を紹介します。
「カジノ・バリエール・ドゥ・モントルー」の遊び方やルールは?
「モントルー・カジノ」とも呼ばれる『カジノ・バリエール・ドゥ・モントルー』は、1881年に建設された歴史あるカジノです。1971年に火災で焼失しましたが、1975年に再建。その後さらに改築されて、現代に至っています。
その規模はスイス国内のカジノの中でも大きく、ルーレットやテキサスホールデム、ブラックジャック、プントバンコなどのテーブルゲームのほか、350台以上のスロットマシンを備えるなど、とても充実しています。
営業はスロットマシンが10時から、テーブルゲームが15時から。クローズは曜日によって異なり、日曜日から水曜日が翌3時、木曜日は翌4時、金曜日と土曜日が翌5時となっています。
年齢制限は18歳以上、入場にはパスポートチェックがあります。厳しいドレスコードはありませんが、スマートカジュアルが無難でしょう。また、入場料として10スイスフランが必要です。
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併設の施設として、レストランやバー、各種ショップ、プールなどを完備していますのでカジノ以外の楽しみも堪能できます。
カジノ以外の魅力もたっぷりな『カジノ・バリエール・ドゥ・モントルー』
「カジノ・バリエール・ドゥ・モントルー」の特徴としては、何よりもモントルー・ジャズ・フェスティバルの会場になったことでしょう。
施設内のシアターホールでは、当初はオーケストラなどの演奏が行われていましたが、1960年代後半あたりからはジャズやロックのライブがメインとなっていきました。
さらに、1979年から1995年まで、施設内のレコーディング・スタジオはイギリスのロックバンド「クイーン」がオーナーとなっていました。このスタジオではクイーンだけでなく、ザ・ローリングストーンズなど数々の有名アーティストが利用。現在ではスタジオは体感型の記念館「クイーン・スタジオ・エクスペリエンス」になっています。
ほかにも、湖畔にはメンバーのフレディ・マーキュリーの像が設置されています。文字通り、クイーンの聖地のひとつで、音楽好きなら楽しめる要素も多いスポットです。
※画像は「カジノ・バリエール・ドゥ・モントルー」公式HPより
スイス モントルーとは
モントルーは、スイス西部のレマン湖沿いに位置する美しいリゾート地です。
湖とアルプス山脈に囲まれた風光明媚な景観が魅力で、特に「モントルー・ジャズ・フェスティバル」が国際的に有名です。この音楽祭は毎年夏に開催され、世界中から音楽ファンが集まります。
また温暖な気候とエレガントな街並みから「スイスのリヴィエラ」とも呼ばれ、高級リゾート地としても知られています。