オーストリアは東西に長く伸びている国で、いくつもの街でそれぞれ歴史や文化をもっています。カジノ施設も決して一極集中ではなく地域によって特徴があります。
温泉リゾートとしても有名な「カジノバーデン」
首都ウィーンから南に25キロほど離れたところにあるのが、温泉保養地として知られるバーデンです。ウィーン中央駅から普通列車で30分足らず、クルマでも40~45分ほどで、大都会のウィーンとはがらりと変わった、森やブドウ畑が広がるゆったりした観光地になります。
ドイツにもバーデン・バーデンという温泉リゾートがありますが、もともとバーデンとはドイツ語で「温泉地・入浴場」という意味なのです。
そのバーデンには「カジノバーデン」があります。クーアパークに隣接していて、旅行ガイドなどでもカジノと会議場と紹介されています。日本が誘致を目指しているカジノを含む統合型リゾートはまさにこの施設と言えるほど、温泉から食事、カジノまで楽しめるリゾートとなっています。
スロットマシン140台以上とテーブルゲームがアメリカンルーレットやブラックジャック、テキサスホールデムなど5種類以上10台以上で、営業時間はスロットマシンコーナーが10時から翌3時、テーブルゲームが15時から翌3時です。
オーストリアのカジノで遊ぶルールは?
次に、今度はウィーンから180キロほど西に進むと、オーストリア第3の都市であるリンツがあります。オーバーエスターライヒ州の州都で、ドナウ河沿いにある美しい街です。ウィーンから特急列車で1時間15分くらいです。
リンツ中央駅を出て、北に800メートルほど歩くと、シラーパークのすぐ先の大通り沿いに「カジノリンツ」があります。スロットマシン120台以上と、ブラックジャックや各種ポーカーなどの5種類以上8台以上のテーブルゲームを備えています。営業時間は10時から翌3時です。
いずれも年齢制限は18歳以上、入場無料です。入場の際にパスポートチェックがあるのは、欧州諸国と同じです。
気になるドレスコードは、それほど厳しくはないようです。オールドファンの中には、オーストリアのカジノはドレスコードが厳しいと思っている人がいますが、首都の「カジノウィーン」ですらスマートカジュアルで大丈夫です。
タンクトップにサンダル履きというような、ラフすぎる服装でない限り、直ちに入場を拒否されるようなことはなさそうです。
どこのカジノ施設に行くにも、最低限の身だしなみは整えて遊ぶに行くようにしましょう。
オーストリア バーデンとは
バーデンは、オーストリア東部のウィーン近郊に位置する歴史的な温泉町です。
ローマ時代から温泉地として栄え、現在も多くの温泉施設が点在し、リラックスできるリゾート地として人気です。
町は美しい公園やブドウ畑に囲まれ、特にバーデン周辺のワイン生産地としても知られています。音楽家ベートーヴェンが療養のために訪れたことでも有名で、彼を記念する博物館も存在します。